韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか

韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか

858円 (税込)

4pt

3.9

宗教人口の過半数を、キリスト教信者が占める韓国。教派間の拡大競争は、大統領選挙の動向や、北朝鮮支援事業に強い影響を及ぼす一方、しばしばカルトや他宗教との衝突といった社会問題を引き起こしている。本書は、一八世紀以降の朝鮮半島における受難の布教開始から、世界最大の教会を首都ソウルに置くにいたった現在までを追い、日本では報じられなかった韓国社会の実情と問題を解き明かす一冊である。

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韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月04日

    以前からなぜ韓国にクリスチャンが多いのか、それも近代以降になぜ急激に増えたのか不思議に思っていたが、これを読んで腑に落ちた。

    やはり近代以降の大きな戦争(第一次、第二次世界大戦、朝鮮戦争)が大きな影響を及ぼしているようだ。生死を分けるような極限状態の中で人々は信仰に拠り所を求めるしかなかったのだろ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月30日

    筆者らが言うとおりその存在感のわりには類書が少ないジャンルなので大変ためになった
    丹念に調査なされていて頭が下がるが、まだ全体的に網羅されてない内容もありそうなので、続編を期待したいところです

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    Posted by ブクログ 2013年03月02日

    「韓国はキリスト教徒が多い」程度の認識しか持っていなかった自分にとっては非常にありがたい一冊。
    現状とその問題だけを知るならばさらっと第1章と第5章だけ読んでもいいのではないか。

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    Posted by ブクログ 2012年10月06日

    表題通り、韓国(朝鮮)とキリスト教の関わりを
    歴史的に振り返りつつ民族性や現代の問題等について解説した本。
    ページ数こそ少ないがよくまとめられており分かりやすい。
    日清日露戦争を経て勢力を広げたキリスト教が
    日本の植民地時代に社会的支柱となり、独立後には
    アメリカの影響のもと信者を増やしてゆく流れに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月12日

    韓国のキリスト教についての歴史、現時点での問題点などをさまざまな著作から引用して、入門書としてまとめた新書らしい本。

    内容としては、現在の韓国におけるキリスト教、キリスト教の歴史、受容の要因、現代の問題と展望にわかれている。

    良い意味でも悪い意味でも入門書という位置づけであった。日本との比較的に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月02日

    韓国でのカトリック、プロテスタントの歴史。識字や民主化運動や韓国での教会の役割は、また日本とは別。北朝鮮での展開も触れてあり、金日成とキリスト教の関わり(母親方が信者だったという話)も少しばかり書いてある。
    著者の二人は、厳密は門外漢らしい。キリスト教と韓国について書かれた資料は潤沢にはなかったとの...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年12月02日

    【87冊目】韓国のキリスト教徒は、プロテスタントとカトリック合わせて全人口の29.2%もいるらしい。日本では1%前後だからかなり多いことが分かる。

    韓国教会の主な特徴は、大型教会主義と個別教会主義、社会問題への関心の低さといったものが挙げられていた。なるほど。

    昔から、なぜ統一教会が韓国発で、し...続きを読む

    0

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