【感想】
半年前くらいに読み終えた作品。なのであまりどんな内容だったが記憶に残っていないが、メモを読み返してみると中々イイ内容だったのだろうと思います(笑)
(私事ですが、読んだ本はきちんとレビューしないと忘れちゃいますね・・・ちゃんと読んですぐにまとめよう)
タイトルには「50代から~」とありますが、30代の僕でもとても共感できる事が多く、50代と言わず若いうちからこのスタンスを持っておくのがイイかもしれないと思いました。
特によかった点は以下の3つです。
①人生を幸せにするものは、良い人間関係に尽きる。
②実るほど頭を垂れる稲穂かな。
③中長期的な目標ばかりではなく、"今の幸せ"を大切に。
まず人間関係について、生きている上で日々いろんな人と関係構築しているわけですが、身近な人に対して僕は疎かになっていたのではないかな?と感じました。
特に妻や娘、両親や親族に対して、「いるのが当たり前」と感じていて、つい大切に扱えていないのでは?二の次にしてしまっているのでは?と思ってしまいました。
自分にとって本当に大切な人たちとの時間を大切にしなくちゃいけないなと、改めて思い直しました。
また③について、先々の事を考える事も必要ですが、今に注力をして楽しまなくちゃ勿体ないなと思いました。
本書にも書いていますが、「計画を立ててもその通りの未来がやってくるとは限らない」「とりあえず、明日の準備だけを怠らず、気持ちの良い朝を迎える」といったスタンスが大切だと感じました。
未来のビジョンやそこまでの積み重ねも大切ですが、今そのものを楽しむ、今の環境を大切にするといったマインドも併せて持っていないといけませんね。
などなど、自分の生き方について振り返りながらヒントを頂けたイイ1冊でした。
【引用】
50代から実る人、枯れる人
p34
・人生を幸せにするものに気づく
私たちを健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる。
かくも短き人生に、争い、謝罪し、傷心して、責任追及している時間などない。愛し合うための時間しかない。
人が実るも枯れるも、その人の人間関係次第。
p73
・損得を超えて行動する
あえて損と思うことを選べる人間に魅力を感じます。
自分の損得を超えて、社会のために、次世代のためにという視座に立てた人が、その後めきめきと実り出す様を見てきました。
p83
・自分自身に謙虚さを問う
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
日本で最も尊敬を集めている人物が、類を見ない謙虚さを持ち合わせている。
自己承認欲求を抑え、エゴを感じさせないこと。
p86
・天から借りたボディスーツを大切にする
p136
・毎日事に幸せを感じる
「今、ここ、自分」を味わう。何気ない毎日の中に、実は大きな幸せに包まれているということを実感する。
その時々の四季を感じ、巡る季節を味わい、今を生き切る精神を取り戻す事に救いがある。
仕事をしていると、どうしても中長期の計画を求められるが、計画を立ててもその通りの未来がやってくるとは限らない。
逆に遠くを憂えない人が、かえって長持ちしてしまうケースも沢山ある。
とりあえず、明日の準備だけを怠らず、気持ちの良い朝を迎える。そのシンプルなルーティンの繰り返しが重要です。