いなにわの作品一覧

「いなにわ」の「偶然短歌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 偶然短歌
    値引きあり
    3.6
    1巻488円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●著者からのコメント● 一見、何の変哲もない普通の文章の中に、偶然57577のリズムが含まれている場合があります。 そのような「偶然」の57577を「短歌」とみなしたものを「偶然短歌」と呼び、まとめたのがこの本です。 この本には、ウィキペディア日本語版の文章の中から見つけた「偶然短歌」が100首、収録されています。 と言っても、ウィキペディアには大量の文章があるため、この中から「偶然短歌」を一つひとつ見つけ出すのはかなり骨の折れる作業になります。 著者はプログラマーであったため、文章中から「偶然短歌」を機械的に見つけ出すプログラムを作ってみました。「偶然短歌発見装置」のようなものです。 「装置」の作成には苦労があり、単純に抽出しても短歌とは言いがたい57577がたくさん出てきてしまったため、 抽出しては抽出ルールを見直し、抽出しては抽出ルールを見直し……、ということを繰り返しました。 そうして、できあがった「装置」にウィキペディアのすべての文章を入れてやり、数時間ほど待つと、「装置」からは大量の「偶然短歌」が出てきました。 その数は、なんと約5,000首にものぼりました。それらはTwitterで「偶然短歌bot」のつぶやきとして、日々発表されています。 この本に収録の100首とは、その中から厳選されたものです。

ユーザーレビュー

  • 偶然短歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本語版wikipediaから五七五七七になっている部分を抽出した歌集。
    これをやってみようと思ったこと自体がすでに面白い。
    短歌自体の面白さを味わうもよし、短歌から何について解説したページなのか推測するもよしで2回味わえる歌集。

    下の2つが特にお気に入り
    アルメニア、アゼルバイジャン、ウクライナ、中央アジア、およびシベリア
    ある道を右に曲がれば東大で、まっすぐ行けば公園なのね

    0
    2024年04月28日
  • 偶然短歌

    Posted by ブクログ

    ブク友の5552のレビューを読んで気になって購入した。

    ウィキペディアの文章の中から、偶然57577になっているものを「短歌」とみなしたものを「偶然短歌」と呼んでいる。

    凄く面白かった。時として、偶然は必然を越えてくる。少し紹介したい。

    “演習は前者にあたり、作文や感想文は後者にあたる”
    ちょっと何言ってるかわからない、そんな短歌。

    “泣き言や空想ばかり書いているジャーナリストの連中が何”
    この偶然短歌は「リシャルト・カプシチンスキ」について書かれた文章から切り取られているが、リシャルト・カプシチンスキって何?

    “ギタリスト二人のうちのどちらかがリードギターの役割となる”
    意味深い事

    0
    2022年12月11日
  • 偶然短歌

    Posted by ブクログ

    この作品では引用元はすべてWikipediaだが、街の注意書きとか何気ない文言にも偶然短歌が紛れてるんだろうな。これを読んでしばらくは文章を七五調で読んでしまうようになった。

    0
    2022年10月19日
  • 偶然短歌

    Posted by ブクログ

    五七五七七の音は気持ちがいい。
    テンポもいいし、心に響くものがある。
    たとえそれが偶然であったとしても。
    本書はそんな偶然できた短歌を見つけ出すプログラムで見つけ出された「名句」たちだ。
    今回その対象となったのはウィキペディア。
    怪しげな、時に詩的な短歌たちを御覧じろ!

    「人物が あなたが出した質問に 答えることは 期待できない」
    ここでなぜかBON JOVIが登場している。
    なぜだ。いや、私はファンだけれども。
    来日公演のたびに次来るまでには英語のMCを聞き取れるようになりたいと思っているが、それは「期待できない」......。

    「先端が 少し突き出し、革質で 深い緑色、ややつやがある」

    0
    2018年02月06日
  • 偶然短歌

    Posted by ブクログ

    面白かった~!!
    すごい発想ですよね。wikiに短歌がてんこ盛りなんて、誰も考えなかったんじゃないかと。
    いかにも短歌っぽいし、深いものがあったりして無作為とか偶然とかにしては出来過ぎてるのが楽しかったです。

    部活とかコンクリートとかピクミンが爆笑でした!ドンキもリズム感がありえないほど美麗(笑)
    せきしろさんの一言も鋭くて…!

    0
    2017年06月02日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!