深田晃司の作品一覧
「深田晃司」の「海を駆ける」「日本映画の「働き方改革」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
映画が良かったので小説も読んでみた。
だいぶ映画とは違う。結末も違うし、映画では主要人物だった基子の元カレがほぼ登場しない。市子が基子の元カレを誘惑するくだりは映画では重要なパートだったと思うが、小説では絡みが自体がない。おそらく役者の存在感によって小説とは異なる展開になってしまったのだろうと推測する。
映画とは異なる展開になっているが、小説は小説で引き込まれた。映画では見えなかった各人の内面や逡巡が明確に表現されていた。
あらすじとしてはこんな感じ。
主人公の市子が訪問看護している家庭の次女が誘拐される。事件の犯人は市子の甥だった。悩む市子を精神的に支えようとする長女の基子。しかし、市子
Posted by ブクログ
夫の利雄は無口だったけれど、娘の蛍と家族3人での生活に章江は何の不満もなかった。
夫の古い知り合いだという八坂という男が住み込みで働くようになってから、すでに壊れていた家族の影が徐々に浮き上がってきた。
人を殺して服役していた過去を持つ八坂。
八坂の人殺しに共犯していた夫。
オルガンの発表会を控えていた蛍。
クリスチャンで信仰深い章江に跳ね返された八坂の欲望は、
まだ子供の蛍へと向かって行き、結果的に蛍は障害をおい、八坂はそのまま姿を消した。
生活の自由を奪われた蛍の介護に潔癖なまでにやりとげる章江と夫との生活。
八坂の息子だというのちに知ることになる貴史との出会い。
数年越しに行方