瀬川深の作品一覧
「瀬川深」の「ゲノムの国の恋人」「チューバはうたう―mit Tuba」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「瀬川深」の「ゲノムの国の恋人」「チューバはうたう―mit Tuba」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
第1章のチューバの話があまりにも詳しくて鮮明で作者自身の話を書いてるのかと思うくらい引き込まれた。あまりよさを理解してもらえないチューバを、それを吹くのを運命であるかのように受け入れ愛する女の話といいプラネタリウムを1人で作り上げちゃう男の話といい、周りがどう言おうと好きなことにまっすぐでそれを信じられる人には1種の芯があって強い。プラネタリウム、子供の頃に2回ほど行ったきりだからまた行きたくなったし、重低音が響くオーケストラの合奏も聴きたくなった。
Posted by ブクログ
表題作を含む、音楽関係の2本と、プラネタリウム興行に集まった様々な人達のストーリー1本。
中学高校とブラスバンドで、なんとなく吹いていたチューバ。バイトのお金をためて購入し、河原で一人で吹くのが毎週のルーチンになっている主人公。ある日、ちょっと変わったバンドのクラリネット吹きに目をつけられ、時々慰問などでバンドの中でチューバを吹くことになる…。
音楽を主軸とした表題作と2作目『飛天の瞳』は、純文学というか、文芸というたぐいのものであろう。初見はめちゃくちゃ読みにくい。というのも、会話もすべてト書きの中に含まれており、カギカッコが存在しないうえ、改行がないのである。
そのせいもあって、評価