作品一覧

  • サマースコール
    -
    1巻825円 (税込)
    雨音に包まれた、山の中のミュージアム。 忘れられたオルゴールたちと暮らすコウの前に、ある日、ひとりの少女が現れた。 赤く染まった髪、青く光る瞳、そして……泡を紡ぐ指先。 それは“人魚病”――いずれ、身体が泡となって消えてしまう病だった。 「――人魚姫って、呼んでくれてもいいよ?」 名前はユキ。すこし不思議で、すこし強がりで、とびきり眩しい“家出少女”。 雨宿りのように始まったふたりの時間は、やがて心のどこかを、そっと濡らしていく。 ひと夏の逃避行が奏でる、さよならのオルゴール。
  • キミの答えで結末が変わる 5分間思考実験ストーリー
    4.0
    1~2巻1,188~1,254円 (税込)
    累計15万部超えベストセラー『論理的思考力を鍛える33の思考実験』の著者最新作! 5分間の物語のラストは、キミが決める――。 「物語を読む」→「終盤に現れる2つの選択肢から、自分の考えに合う方を選ぶ」→「物語の結末が変わる」=新感覚読書体験! TikTokクリエイター・けんご📚小説紹介、絶賛! ! 「サクッと読めてワッと驚く! 本気で考えながら読むのが楽しい一冊! 」 「《ペチカ》の暴走」…自己学習するAIロボットが暴走して人間を傷つけたら、その責任はAI?それとも開発者? 「本当の私」…記憶と体が入れ替わってしまった二人を、それぞれ見分けるのは記憶?それとも体? 「特等席のベッド」…人を傷つけない“うそ"だったらついても許される?それとも許されない? …全15話収録! 思考実験とは…答えのない問題に対して考え抜き、自分だけの答えを見つける、頭の中で行う実験のこと。 【身につく力】 ・論理的思考力…順序立てて考えていく力 ・多角的視野…さまざまな視点から考える力 ・問題解決力…何が問題で、どうすれば解決できるのかを見抜く力 ・想像力…頭の中でイメージして理解したり、考えを膨らませたりする力 ・集中力…一つの物事を集中して考え続ける力 ・比較する力…何かと何かを比べることで、自分の意見を作る力
  • 十月の終わりに、君だけがいない
    3.0
    1巻715円 (税込)
    高二の由芽には、昔から繰り返し見る夢があった。古い神社、学ラン姿の青年、悲しい別れ…。それはまるで前世の記憶のようにリアルで切ない夢。そんなある日、夢の中の青年にそっくりの蒼杜が転校してくる。運命を感じる由芽だったが、「君は十月に死ぬ運命だ」と、突然彼に宣告されてしまう。実は、蒼杜は由芽を死なせないために過去から来た人物だった──。「君のことは俺が守るから」夢の中だけだったはずの恋が本物になっていくのを感じる由芽。けれど、生き延びても死んでも、彼とは結ばれないと知って──。
  • あすぱら画集
    -
    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ボカロ、音楽アーティストの楽曲用イラストやラノベや小説の装画、Vtuberのキャラクターデザインなどを手掛け活躍するイラストレーター・あすぱらの初画集! 淡い色彩の透明感のあるイラストは、静寂ながらも見る者を引き込む強さを兼ね備えています。 本書では、2015年から2023年初頭までのオリジナルイラストから未公開の描き下ろしイラストやラフ、商業作品など多種にわたる約190点のイラストを収録。 表紙は描き下ろしを行なっており、そのメイキング解説も掲載しています。
  • サマータイム・アイスバーグ
    4.3
    1巻803円 (税込)
    その恋心だけは、あの夏で凍ったままーー。 真夏に突如現れた巨大な氷山が騒動になる中、三浦半島にある高校に通う進たちは、鬱屈とした夏休みを送っていた。 かつては仲の良いグループだった進と羽と一輝だが、一年前のある事故が原因で、今はぎこちない関係が続いている。 幼馴染を一時的に失い、無力感に苛まれる進。 外見は美人で男子からも人気があるが、弱く、ずるく、そしてそれを人のせいにしてしまう自分が好きになれない羽。 秀才で文武両道の優等生だが、自身ではどうすることもできない悩みを抱える一輝。 ある夜、氷山の現れた海岸で進は一人の少女と出会う。身元の分からない謎の少女は、一年前の事故以来、昏睡から醒めない進の幼馴染とそっくりで……。 少女の正体が分からないまま、「楽しい夏を過ごしたい」という少女の希望を叶えるため、進たちは奔走することに。 しかし、氷山出現の秘密が明らかになるにつれ、進たちの手には負えない大きな力が少女に迫る。 少女を元いたところに帰すためーー。 それぞれの淡い恋心や悩みを抱えたまま、進たちは氷山を目指す。 第16回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞。 煌めく夏の青春の輝きを閉じこめた、宝石のような物語! ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • 30日後に死ぬ僕が、君に恋なんてしないはずだった
    5.0
    1巻649円 (税込)
    難病を患い、余命わずかな呉野は、生きることを諦め日々を過ごしていた。ある日、クラスの明るい美少女・吉瀬もまた“夕方の記憶だけが消える”難病を抱えていると知る。病を抱えながらも前向きな吉瀬と過ごすうち、どうしようもなく彼女に惹かれていく呉野。「君の夕方を僕にくれないか」夕暮れを好きになれない彼女のため、余命のことは隠したまま、夕方だけの不思議な交流を始めるが――。しかし非情にも、病は呉野の体を蝕んでいき…。
  • さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド
    3.8
    1~2巻682~726円 (税込)
    その能力(チカラ)は、戦うためのもの――? この炎は、今宵、心の闇を照らすために。この魔力は、あの人と空を舞う体力を得るために。この重力は、あの娘をこの腕にしっかりと抱き留めるために――。 幼少期に重力を操る能力に目覚めるも、怠惰で平凡な高校生に落ち着いた獅堂(しどう)ログ。ある冬の夜彼は、“最後の魔女”という運命を背負った少女・星降(ほしふり)ロンドと出会い惹かれ合う。 その年の夏。クラス一の美少女・木佐谷樹軍乃(きさやぎ ぐんの)に強引に誘われ、共に郊外へ向かったログは、「鉄塔に登った距離に比例してスカートの裾を持ち上げる権利」に釣られ、頂上の絶縁碍子(ぜつえんがいし)を目指すことに。はたして、軍乃の強引なアプローチの真意は……!? 「失うのは簡単よ。恋をすると能力(チカラ)は消えるの」

ユーザーレビュー

  • サマータイム・アイスバーグ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     不意に現れた氷山。波打ち際で倒れる幼馴染によく似た少女。高校二年生の進に訪れる人生を左右する夏。二度と戻ってこない夏。
     とても難しくて、素晴らしい物語でした。色々な闇や、多種多様の悩みを抱えた少年少女たちが、懸命に抗う様が素敵でした。近未来の日本を舞台にしたSF×青春小説。オリジナリティ溢れるストリートラインは目を見張るものがあります。それぞれの人間関係を把握したり、謎を整理したりするのが大変で、一回読んだだけですとちょっと把握し辛い作品のように感じました。全体が分かってからもう一回読んでみると納得できたり、なるほどって頷けたりしそうな部分が多い気がしますね。

    0
    2022年10月09日
  • サマータイム・アイスバーグ

    Posted by ブクログ

    一人の少女を中心に巻き起こる、一度しかやってこない夏休みのお話。家庭だったり、恋愛関係だったり、多感な時期に湧き起こる感情っていうのは、すごく複雑で、素直になれない少年少女は自分自身ですらその正体を掴むことはできない。だから物事の原因を他に押し付けたり、勝手に自己完結させて諦める。ただ素直になれないのは大人も同じで、子供から見た大人っていうのは、本当はもっとちっぽけなもので、案外大したことないのかもしれない。でもいくら立ち止まって前を見なくても、時間だけは勝手に過ぎて行っちゃうし、そこに立ち尽くしてる人間を置いてけぼりにしてしまう。だからこそ最後に決めるのは結局自分自身で、一歩を踏み出すのは自

    0
    2022年09月18日
  • さよなら、サイキック 2.愛と解放の地図

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    とにかく爽やか。
    やはり最近のラノベとは違うよなぁ。
    一昔前のジュブナイルっぽい、懐かしい感じがする。

    1巻がかなり良かったので、続刊で変な舵取りしてくれるなよ、と願っていたのだが、心配は無用だった。

    「恋をすると能力を失う」という事実を突き付けられたものの、ログはロンドと軍乃に対する気持ちがはっきりせず、能力も消えないまま。
    三角関係の恋のゆくえは?というところだが、最終的にログが選んだ答えは、あれはどうだったんだろう?
    その先が気になる。

    ロンドがなぜ魔女になりたいか、その理由が良かった。
    ベッドで寝ていた頃の自分への復讐。
    1巻で「ポジティブレイブ」という表現があったが、これだけ前

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    2020年10月07日
  • さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド

    Posted by ブクログ

    表紙とタイトル買い。
    ライトノベルだが、最近のラノベっぽいクセはない。

    魔女の少女と異能持ちの少年が出会って仲良く穏やかに暮らそうとするが、魔女の血や異能がそうはさせてくれない、というお話。
    でも異能バトルのストーリーではなくて、何か特別凝った設定があったりイベントが起こるわけでもない。
    人物描写というか、登場人物たちのコミュニケーションに主題が置かれている。

    でも、これくらいでいい。
    こういうフツーのラブコメが読みたかった。
    最近のラノベは奇をてらいすぎ、奇抜なことしすぎ。
    登場人物増やしすぎて描写しきれなかったり、設定追加しすぎて風呂敷たためなかったり。
    そういうのはちょっとしたスパイ

    0
    2020年10月07日
  • さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド

    Posted by ブクログ

    『時載りリンネ』からのファン(まだ続編も諦めちゃいないが)で、本屋で新作を見かけてうれしくなってすぐ購入。
    そのリンネに恋愛要素を入れて今時のライトノベルっぽくした感じか。きっと続きが出るだろうから今後も楽しみ。

    0
    2016年09月14日

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