武部健一の作品一覧
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2016/08/12更新
ユーザーレビュー
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計画道路としての古代の街道と現代の高速道路、かち歩きで点を結んでいく江戸時代の道。計画型同士はバッティングし、よって高速を作るときは道路遺跡にやたらと出くわすことになる。実は江戸時代の街道の把握は十分にできているとは言い難いそうである。うーん、頭の体力仕事であろう。Posted by ブクログ
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国家の性格と道路網が構築されていく過程の関連が、
古代ローマの時代まで遡り考察されている。
古代の道のあり方と現代の道のあり方が類似しているということも大変興味深い。
なんといっても、鉄道が整備される近代までは「駅」という言葉が指すのは道路の要所である、というのが印象的だった。
「道の駅」のほうが...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史の学び方って、いろいろあるんだと思いますが、道路に着目して学ぶのはかなり面白そうですね。
とくに理系の人は、こういう切り口が好きなんじゃないでしょうか。
「すべての道はローマに続く」という言葉がありますが、この言葉は、ローマ帝国が道を大切にした証でもあったんですね。
道路は、実は単調増...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は「道路」という名の人類が作り上げてきた英知の結集ともいける構造物を体系的に論じるとともに、日本人と道路との関係性をドラマタイトなものに仕上げている。
道路管理に携わった人間が読めば震えるほどの感動を覚えることは間違いない。
勿論、道路に興味が無い人が読んでも、本書に限っていえば興味深く読み進め...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルに『日本史』とあるので、いわゆる日本史に関わる道路の編選的なものを想像していたのだけれど、本書は『日本史』よりは『道路』の方に重きがあり、『道路の成り立ち』よりは『在り方』を中心にしているため、導入部はかなり読みにくかった。しかし、あくまで『道路の在り方』が中心にあると分かれば、著者の語り口...続きを読むPosted by ブクログ