haruの作品一覧
「haru」の「ありがとうの花。「僕の家族はおばあちゃん。」10分で読める感動の物語。仕事や生活で心の栄養が足りてない人のための本。」「一杯のカップから心がホッとする物語。喫茶店を開業したい人が、もっとその気になる3組のお客様とのストーリー。」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「haru」の「ありがとうの花。「僕の家族はおばあちゃん。」10分で読める感動の物語。仕事や生活で心の栄養が足りてない人のための本。」「一杯のカップから心がホッとする物語。喫茶店を開業したい人が、もっとその気になる3組のお客様とのストーリー。」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
この本も、人として大切なことを教えてくれる。
著者のharuさんは、解離性同一性人格障害(DID)であり、性同一性障害であり、ADHD。生きづらさをたくさん背負っている。
haruさんの中には8歳〜25歳の13人の人格がいて、haruさん自身は、他の交代人格に言わせるととてもポジティブだが「生粋の自殺志願者」なのだそうだ。
それを、周りの交代人格が必死になって生かそうとしてる。2人目の主治医だった医師が「交代人格はきみを守るために生まれてきた」と言ったというがそのとおりだと思う。
解離性障害は、強いストレスから逃れるために出現するという。
今まで生きていく過程でいろいろ辛いことがあったに違いないが、交代人格に守られつつ強く生きている姿に、人間の心の奥深さを感じてなんだか心強くなる。
交代人格のひとり、洋祐は、haruが何もできなかった日であっても「生きているだけで仕事をしたことになる」と言う。
今日を頑張って生きた。どんな時も自分を褒めてあげられるといいよね。
圭一が作ったしんどい時の原因分析のフローチャートが最終的に「寝ろ」に全て行きつくのが笑った。確かに、睡眠は大事。目覚めれば大抵のことは解決している。
なお、圭一は元々文系のharuさんが高専を目指すことにした時、理系超得意男子として生まれている。
結衣は嵐の二宮和也の大ファンの女の子。心は男子のトランスジェンダー、haruさんにも、しっかりとした女の子の人格がいることが面白いと思った。
ちなみに、この本は、ほぼこの3人が書いている。
他にも、算数と飛行機と虫が好きな春斗、植物好きの悟、「労働は悪」という信条を持つ灯真、ロボット作りが趣味の航介、深夜徘徊する付、危険な時身を守ってくれる圭吾、性別が中性の悠、音に敏感な駿、ジャンプとブリッジをよくする颯、と交代人格は個性豊かだ。
生粋の自殺志願者のharuだが、この世界には中性性があり、つい生きてしまう。「そろそろ死のうかな」
と思った日に限って、なにかいいことが起きてしまう。神様に騙されながら生きている、と感じるのだそうだ。確かに、よくわかる気がする。
また、多数派の同調圧力は、少数派を生きづらくさせるけど、本当に多数派なんているのか?元は少数派なのに同調圧力によって多数派の顔を持たされているだけなんじゃないのか?って問いかけは胸に突き刺さった。