作品一覧

  • 興亡の世界史 オスマン帝国500年の平和
    4.1
    1巻1,375円 (税込)
    14世紀の初頭、アナトリアの辺境に生まれた小国は、バルカン、アナトリア、アラブ世界、北アフリカを覆う大帝国に発展した。強力なスルタンによる広大な地域の征服から、「民族の時代」の到来により「多民族の帝国」が分裂するまでを描き、柔軟に変化した帝国の仕組みと、イスタンブルに花開いたオスマン文化に光をあてる。 イラク、シリア、そしてパレスチナと、現在も紛争のさなかにあるこの地域を理解するためにも必読の書。
  • 岩波講座 世界歴史 第1巻 世界史とは何か
    完結
    4.0
    全24巻3,520円 (税込)
    人類の過去の営みを叙述することが,どのように生まれ,変容し,人々にとって政治的・教育的にどのような意味をもってきたのかを概観する.とりわけ日本社会における「世界史」の展開を,専門家だけでない一般市民の歴史実践という観点から分析する.グローバル・ヒストリーやビッグ・ヒストリーの知見も取り入れた新しい「世界史」研究の全貌.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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ユーザーレビュー

  • 岩波講座 世界歴史 第15巻 主権国家と革命 15~18世紀

    Posted by ブクログ

    産業革命論は単なる歴史の解説ではなく、現代的な意義を強く意識した論考です。
    本書のなかで、多くの人にとって一読の価値がある部分だと思います。

    0
    2023年07月18日
  • 岩波講座 世界歴史 第1巻 世界史とは何か

    Posted by ブクログ

    歴史への向き合い方を問い直すきっかけになる本。歴史とはやっかいなもので、時代や立場が違えば、真実や事実は異なり、正解はない。しかしこれこそが学問の真髄であり、今まさに人間が求められている対話の姿勢を示してくれるものではないか。一つの問題に対して異なる視座から複数の答えを見つめる姿勢を学び実践することで、独善的になりがちな主観を揉み解す。これは歴史研究に限らず人生において忘れてはいけない。

    0
    2022年05月17日
  • 興亡の世界史 オスマン帝国500年の平和

    Posted by ブクログ

    西洋史関連の本を読んでいると、必ず出てくるオスマン帝国。

    知っているようで、あまり知らないので、読んだ。

    とてもわかりやすく、オスマン帝国の興亡について書かれていた。

    長きにわたる支配、広大な支配。

    なぜそれができたのか?について、少しは頭に入ったかな。

    多様な民族・文化・宗教を包摂しながら、その平和を保っていた。

    中でも、”異教徒に寛容だった”という点は、改めての認識。

    読んでいて思ったのは、バルカン半島や今のアフガニスタン(とその周辺地域)。

    昔から紛争が絶えない地域だなぁと。

    民族・文化・宗教が複雑に混じりあっているためなのか。

    0
    2021年10月17日
  • 興亡の世界史 オスマン帝国500年の平和

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初に大事なことを。「表題にあるような500年の平和なんて無かった」<代替わり毎に兄弟皆殺し、反乱、外征の繰り返し(代替わり毎の兄弟皆殺しは初期だけとはいえ)

    そして、オスマン帝国のコンセプトである『イスラム法を用いて、イスラム教徒と非イスラム教徒を平等に支配する』結局これが完成する前に国が滅んだ。ビジネスモデルに問題があったと思われる。ただし、形を変えながらも五百年継続した事は評価されるべきか。

    とはいえ、中央集権を指向していたにもかかわらず、徴税権を売却する、戦争には地方領主の軍勢を頼るなど、帝国維持の為の手法が中央集権を弱める方向というのは、緩やかに崩壊したとは言え、やはり崩壊する宿

    0
    2018年10月14日
  • 興亡の世界史 オスマン帝国500年の平和

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初は何人(なにじん)の国でもなかったオスマン帝国。トルコ人支配の国ではなかったし、最初の領土確立地域はアナトリアではなく、バルカンだった。
    アナトリアの遊牧民の国という誤解と「オスマン=トルコ」という見方がこのー冊で大きくひっくり返された。(その誤ったイメージの出所は現在のヨーロッパ界隈の政治によるらしい。)

    本書は主に、14世紀から18世紀を対象に書かれている。多くの民族が入り乱れて暮らしていた帝国が変容していき、ー九世紀初頭、民族主義の到来によって解体するまでの過程が鮮明になった。
    読ませてもらってありがとうと言いたい本でした。

    1
    2018年09月02日

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