青樹簗一の作品一覧

「青樹簗一」の「沈黙の春」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 沈黙の春

    沈黙の春

    小説・文芸

    3.8
    1巻825円 (税込)
    自然を忘れた現代人に魂のふるさとを思い起こさせる美しい声と、自然を破壊し人体を蝕む化学薬品の浸透、循環、蓄積を追究する冷徹な眼、そして、いま私たちは何をなすべきかを訴えるたくましい実行力。三つを備えた、自然保護と化学物質公害追及の先駆的な本がこれだ。ドイツ、アメリカなど多くの国の人々はこの声に耳を傾け、現実を変革してきた。日本人は何をしてきたか?

ユーザーレビュー

  • 沈黙の春

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    DDTをはじめとする殺虫剤や農薬などの化学物質の危険性を訴えた有名な本である。出版は60年以上前の1962年、「名著というけれどもう内容が古くなっているのでは?」と疑いながら読んだ。
    現代とは解釈が異なる部分や古い考えはあるが、普遍的に重要なメッセージが書かれてあった。
    最も象徴的なのは、化学物質を空から撒いた後、地域から鳥のさえずりが一切消えてしまった話である。動植物が生きられない世界は人間も健康を損ない、命が危ぶまれる可能性がある。「ほんとうにその農薬や防虫剤が必要だろうか」。解決策を急いだり、無関心でいた結果、知らないうちに人間を含む生物に悪影響が出る環境汚染の恐ろしさ。監視というと言葉が強すぎるが、日々の暮らしを営む私たちが感覚を鈍らせてはいけない。
    この先も読まれ続けてほしいし、読まれ続けるだろうと思える名著だった。

    私は10代20代の頃は環境問題に強い関心があったけれど、だんだん諦めてしまった。これを読んで反省した。現在50代。

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    2026年10月16日
  • 沈黙の春

    Posted by ブクログ

    1962年に環境破壊の実態について書かれた本です。
    読んでいて苦しくなりました。
    半世紀以上経って、少しは良くなっているのか、それとも悪くなっているのか?
    何方か続編を書いていただきたいと思います。

    0
    2025年10月28日
  • 沈黙の春

    Posted by ブクログ

    殺虫剤が手軽でも、安易に使っちゃダメなんだってことを知った。
    以前はもっと敏感に避けていたのに、最近ちょっと麻痺していたなと思う。
    読めて良かった。

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    2025年08月28日
  • 沈黙の春

    Posted by ブクログ

    沈黙の春 改版
    著:レイチェル・カーソン
    (1907-1964)
    新潮文庫
    訳:青樹 簗一
    出版社:新潮社

    良書 農薬、殺虫剤などの化学物質が、自然に重大な影響を与えるという警告の書です。

    対象となる害虫については、化学物質を用いるとより耐性をもつ個体があらわれて、目的を達成できずに失敗する
    一方、想定外であった、動物、家畜、人体になどに影響をでて、
     ①個体が死亡する
     ②個体は死亡しないが、次世代の子孫に影響がでる 子孫ができない、子孫が子供をのこせない
     ③染色体に異常がでて、予期しない病気になる
     ④特に、癌:白血病になり死に至る
     ⑤天敵が死亡することにより、思わぬ種が大発生し、新たに脅威となる
    等々

    空中散布して、その下の生物に影響を及ぼすのはもちろん、水にとけて、プランクトンや魚類に影響がでて
     サケの回遊がとまったり、稚魚の大量死亡によって漁に影響がでている

     不可逆な進行によって、生態系が破壊されることへの警告。
     人間にとっては、予期できぬ自然のプロセスの複雑さを物語っています。

     人類の少子化もひょっとして、この化学物質の影響を受けているのかもしれないとおもってしまいます。

    目次

    まえがき

    01 明日のための寓話
    02 負担は耐えなければならぬ
    03 死の霊薬
    04 地表の水、地底の海
    05 土壌の世界
    06 みどりの地表
    07 何のための大破壊?
    08 そして、鳥は鳴かず
    09 死の川
    10 空からの一斉爆撃
    11 ボルジア家の夢をこえて
    12 人間の代価
    13 狭き窓より
    14 四人にひとり
    15 自然は逆襲する
    16 迫り来る雪崩
    17 べつの道

    解説

    ISBN:9784102074015
    判型:文庫
    ページ数:400ページ
    定価:750円(本体)
    1974年02月20日発行
    2004年06月15日62刷改版
    2014年06月05日76刷

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    2025年06月13日
  • 沈黙の春

    Posted by ブクログ

    沈黙の春、それは膨大な歴史によって紡がれ、均衡を保ってきた大自然の終わりを意味している。2025年現在、PFASという言葉を最近よく耳にする。これは農薬や工場排水、米軍基地で使われる消火剤によく含まれる化学物質で、沈黙の春に登場する化学物質と同様の性質を持つ。そしてそれは日本各地の地下水や水道水で基準値を大幅に上回る量で確認さている。言い換えれば、人体に既に被害が出ていると言うことである。岡山県吉備中央町での住民による民事裁判の事例もまだ新しい。沈黙の春はまだ私たちの近くにいる。

    0
    2025年01月25日

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