事実と意見を区別する。形容詞や副詞で修飾が入ると、事実ではなく意見になるので注意。日本語は、事実を伝えるのには不向き。
読み取り法
文章の第一段落または最終段落に注目。
要約の接続詞に注意。
3タイプの接続詞=逆接、対比、話題転換。
要約の方法
要点を並べる。
結論を見出す。
例示や修飾語を削除
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帰納法と演繹法
帰納法は、具体的な事柄から抽象的な結論を導き出す。論理の飛躍を伴うので、論理学では評価されない。しかし、現実を扱う論理的思考では、この方法に依ることになる。
演繹法は、数学の思考などに使われる。一つの定理から新しい公式を導き出す。
演繹法の著述
多様な事実を並べる。
共通点をだして、法則を思いつく。
他者の意見で補足。
反対意見を評価。
対立した意見を統合する=弁証法=対立する二者をより上位の概念で統合する。
総合して結論を導く。
わかり易い文章の作成
事実と意見を区別する=事実の文に形容詞や副詞で意見の文にしない。
一文の長さは40~50文字。
主語と述語の対応。
修飾と非修飾語が紛らわしくないように。
7種類の接続詞を活用する。
要約の接続詞=要するに、結局、いずれにせよ、以上のように、このおうに、端的に言うと、つまり、など
逆接の接続詞=しかし、しかしながら、けれども、ところが、にもかかわらず、ものの、など
対比の接続詞=一方、他方、逆に、これに対して、これとは反対に、逆に、比べると、反して、など
話題転換の接続詞=ところで、では、それでは、さて、など
順接の接続詞=だから、したがって、それゆえ、よって、すると、など
原因理由の接続詞=なぜなら、というのは、など
例示の接続詞=たとえば、実際に、現に、など。
「そして、それから」は論理性があいまいな接続詞。省略できる。