松尾晋一の作品一覧
「松尾晋一」の「江戸の犯罪録 長崎奉行「犯科帳」を読む」「江戸幕府と国防」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松尾晋一」の「江戸の犯罪録 長崎奉行「犯科帳」を読む」「江戸幕府と国防」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
長い間に亘って綴られていたという貴重な史料を読み込んで判る内容が紹介されている一冊で、なかなかに興味深かった。出先の書店で見掛けて入手し、ゆっくりと読んだ。
江戸時代の長崎には長崎奉行所という官署が在った。江戸時代には幕府が直轄した各地の主要な都市での仕事を行う「遠国奉行」と総称される奉行が任命され、その奉行が現地に入って仕事をする場所が奉行所だった。
この時代の奉行所では、警察、刑事裁判も含めて地域の様々な事柄に纏わる業務が行われていた。奉行所というのは、現代で言えば、地方の様々な役目の役所や官署を幾つも兼ね備えたような機関であったのだ。その割には奉行所の機構は小規模なのだが、その辺は町に色
Posted by ブクログ
長崎奉行所の裁きの記録「犯科帳」。
江戸時代における社会の実情と犯罪について、
長崎という場所での特異性をも含め、分析し、紹介する。
序章 江戸時代の「リアル」を知る
第一章 長崎における「罪と罰」
第二章 人間模様さまざま――酒、男女の仲、喧嘩口論
第三章 犯罪者たちの素顔
第四章 法をくぐり抜けようとする者たち――「抜荷」を事例に
第五章 「隔離」された人びと
終章 「犯科帳」とはどんな史料か
・おわりに ・主要参考文献・参考資料 ・あとがき
・巻末地図「江戸時代の長崎」
事実は小説よりも奇なり。
長崎奉行所の202年間の「犯科帳」145冊から見える
裁きの記録は、江戸時代の、長崎という