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  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―
    3.6
    1巻660円 (税込)
    「私は墓場まで持っていかない。隠し立てせずにありのままを書く」。冷戦終結、湾岸戦争、バブル崩壊……。時代の大きな転換点にあって、次々と押し寄せる難局に、首相としていかに立ち向かったのか。自民党、新進党、自由党で三度も組んだ小沢一郎とは何物なのか。政治の師・三木武夫元総理の遺志を継ぎ、クリーンな政治を目指して「金権」と闘い続けた五十年。戦後政治の光と影を知る、首相経験者による前代未聞の証言。

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ユーザーレビュー

  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

    Posted by ブクログ

    途中から選挙区が変わってしまったけど、かつて数回は投票してあげたことのある、おらが地元の元総理大臣。

    今は時の人小沢一郎とのコンビも何度かあったようで、不信の小沢評が満載。これがもっとマスコミに広まると、もう彼はおしまいだな・・・というほどの内容。

    あまりインパクトのなかった地味な政治家だったという印象ですが、随分まともなことを書いてくれていて、今更ながら見直してしまいました。
    まぁ、政治家のお話なので、話半分くらいに解釈した方が良いかもしれませんが・・・

    これだけは墓場に持っていくという話もあって、そのあたりの落とし所も「よし」でした。

    (2011/1/29)

    0
    2011年02月05日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

    Posted by ブクログ

     昭和を知る、ということで読んでみました。
     日本の政治家の回顧録というと書くに書けない話ばかりで伏せられる名前と煮え切らない表現のオンパレード、という通念を覆す一冊です。
     海部氏の人となりそのままに書かれた本で、非常に率直な表現で書かれています。
     リクルート疑惑があったときにリ社から未公開株を貰っていない中で一番当選回数が多く…という基準で選ばれた人ですしもともとクリーンで売った自民党としては傍流派閥の三木派出身の方ですから、権力とかカネのイメージはありませんでした。
     その人が回顧録のタイトルに選んだのが「政治とカネ」。自民党がいかにカネで汚れていたかがわかります。
     海部氏自らが他の

    0
    2011年01月03日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

    Posted by ブクログ

    海部俊樹さんは76代内閣総理大臣。

    海部俊樹さんは当時新聞で嵐の去った永田町でただ一人ぽつんと立っている様な風刺画があったのを覚えている。

    丁度自分が高校生の頃、大学で政治経済系の学部に行きたいと思っていた頃なので当時はニュースステーションを毎日見ていたから、当時のことを思い出しながら読んだ。

    0
    2019年08月13日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

    Posted by ブクログ

    リクルート・コスモス未公開株の譲渡を受けていたことが発覚し
    竹下総理大臣は退陣を余儀なくされ、内閣の重要人物が何人も失脚した
    棚ぼたで後継総理の座についたのは宇野宗佑だったが
    三日後に女性スキャンダルの暴露を受け、これまたあっけなく沈んだ
    人材の払底に苦しんだ自民党は
    若手(いうても58だけど)の海部俊樹に白羽の矢を立てることとした
    1989年、平成元年の急転直下であった

    クリーンと目された三木武夫派の出身で、歳のわりに童顔の海部は
    とにかく悪いイメージを払いたい自民党に
    ある意味うってつけの人材と言えた
    しかしながら若手の悲しさで実績に乏しく
    じっさいクリーンで売ってて経済的にも乏しい彼は

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    2018年02月20日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

    Posted by ブクログ

    今さらですが,ふと手にとって読んでみました。先だっての日経新聞「私の履歴書」の森元首相のものも面白かったですが,こちらもなかなか。

    0
    2013年02月10日

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