海部俊樹のレビュー一覧

  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    途中から選挙区が変わってしまったけど、かつて数回は投票してあげたことのある、おらが地元の元総理大臣。

    今は時の人小沢一郎とのコンビも何度かあったようで、不信の小沢評が満載。これがもっとマスコミに広まると、もう彼はおしまいだな・・・というほどの内容。

    あまりインパクトのなかった地味な政治家だったという印象ですが、随分まともなことを書いてくれていて、今更ながら見直してしまいました。
    まぁ、政治家のお話なので、話半分くらいに解釈した方が良いかもしれませんが・・・

    これだけは墓場に持っていくという話もあって、そのあたりの落とし所も「よし」でした。

    (2011/1/29)

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    2011年02月05日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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     昭和を知る、ということで読んでみました。
     日本の政治家の回顧録というと書くに書けない話ばかりで伏せられる名前と煮え切らない表現のオンパレード、という通念を覆す一冊です。
     海部氏の人となりそのままに書かれた本で、非常に率直な表現で書かれています。
     リクルート疑惑があったときにリ社から未公開株を貰っていない中で一番当選回数が多く…という基準で選ばれた人ですしもともとクリーンで売った自民党としては傍流派閥の三木派出身の方ですから、権力とかカネのイメージはありませんでした。
     その人が回顧録のタイトルに選んだのが「政治とカネ」。自民党がいかにカネで汚れていたかがわかります。
     海部氏自らが他の

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    2011年01月03日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    海部俊樹さんは76代内閣総理大臣。

    海部俊樹さんは当時新聞で嵐の去った永田町でただ一人ぽつんと立っている様な風刺画があったのを覚えている。

    丁度自分が高校生の頃、大学で政治経済系の学部に行きたいと思っていた頃なので当時はニュースステーションを毎日見ていたから、当時のことを思い出しながら読んだ。

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    2019年08月13日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    リクルート・コスモス未公開株の譲渡を受けていたことが発覚し
    竹下総理大臣は退陣を余儀なくされ、内閣の重要人物が何人も失脚した
    棚ぼたで後継総理の座についたのは宇野宗佑だったが
    三日後に女性スキャンダルの暴露を受け、これまたあっけなく沈んだ
    人材の払底に苦しんだ自民党は
    若手(いうても58だけど)の海部俊樹に白羽の矢を立てることとした
    1989年、平成元年の急転直下であった

    クリーンと目された三木武夫派の出身で、歳のわりに童顔の海部は
    とにかく悪いイメージを払いたい自民党に
    ある意味うってつけの人材と言えた
    しかしながら若手の悲しさで実績に乏しく
    じっさいクリーンで売ってて経済的にも乏しい彼は

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    2018年02月20日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    今さらですが,ふと手にとって読んでみました。先だっての日経新聞「私の履歴書」の森元首相のものも面白かったですが,こちらもなかなか。

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    2013年02月10日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    ・政治家の金の使い方、集め方の実態

    パーティの祝儀の相場、収入源、公認料、野党との手打ちetc

    ・首相の日常の生活

    移動の話。秘書官、各省庁の報告頻度etc

    の2つが分かる貴重な文献。

    3,5章が面白い。

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    2011年02月18日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    面白かった。海部氏も政治家である以上、真実をすべて語っているとは思えないが、わりと率直に自分の思いを述べていたと思う。特に、三木内閣誕生から海部内閣退陣までのくだりは、政治ドキュメントとして興味深かった。

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    2011年01月24日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    激動の昭和から平成へ。お疲れ様を込めて、星4つ。でも、もうちょっと頑張って欲しかった。当時も金権政治で大変だったろうけど、今の政治もぐちゃぐちゃですもん。

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    2010年12月23日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    ネタバレ

    “自民党はこの総選挙で、わずか二日間で80億円投入したと噂されたが、それは事実だった。(中略)それが良いか悪いかと問われれば、悪いに決まっている。”(本書P140)

    面白い。政治の世界は相変わらずどろどろだな。

    ---気になった言葉---
    自分が金やダイヤでないことはわかっている。でも、銀なら銀、銅なら銅でいい、いくら粉々になってもたえず本質を失わず、俺なりの石でいよう。大衆の中に入り、訴え、「きれいで、わかりやすい政治」を実直にやっていこう。それより他に、日本の政治が瑞々しく蘇える道はない。(P30)
    (これらバラマキの額が)庶民感覚と大きく離れていることは、私自身が十分承知している。承

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    2010年12月05日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    消費税導入を実行した竹下内閣、超短命に終わった宇野内閣の後を受けて1989年に総理大臣になった海部俊樹氏の回顧録。この頃はちょうど大学生になったばかりで、これから日本はどうなるんだろうと漠然とした不安を持っていた。
    決して押しの強い総理大臣ではなかったが、いつの間にか人気を回復して政治は安定していった。かといって特別大きな功績があったとは思えなかったし、何となく辞め方もパッとしない感じだった。
    この本の随所に出てくるが、この人ほど小沢一郎氏と関わりがあり、翻弄された人もいないと思う。いかにそれが難しいことであったかが、何となく恨み節のように書かれていて興味深い。今もまた同じことが繰り返されてい

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    2019年01月19日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    地下街で購入する。興味深い本でした。海部降ろしは、竹下派包囲網が出来たからです。やはり、そうでしたか。深さがないのは悪くない。

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    2014年07月13日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    海部元首相の回顧録。
    首相になるまで無名とも言えたこの人の人となりだったり、首相時代の裏事情、その後のあれこれなどもけっこう生々しく書いてある。もちろん本人が書いたわけではないにしても、それなりにサービスしている部分もあるが、ここに触れないといけないだろうというところは巧妙にスルーしている感じ。
    タイトルは流行っていたからこれにしたという感じでもったいないですね。

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    2013年03月10日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    この話、墓場まで持っていくのはやめた。永田町激震。元総理が全てを書いた。
    政治家が回顧録を書く事は素晴らしい。何故ならば内容の如何を問わず歴史の審判を受ける事になるからだ。嘘をかいてあれば、のちの研究者により暴かれる事となろう。
    本書はまだ十分な歴史の審判にさらされているとは、思えないが、読んでみて海部俊樹という政治家を見直す事になった。

    ただし帯の文句は誇大広告と言えよう。

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    2011年10月20日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    二年以上総理を務めた人の回顧録。そんな大物の回顧録が新書でいいのかと思う。ただハードカバーじゃ売れない気がするしね。
    それにしても湾岸戦争の支援を決めたりした人なのに印象が薄いな。
    本を読んでもクリーンな政治を目指して頑張りましたぐらいかな。他の人の回顧録も合わせて読めば、意味が出てくると思う。

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    2011年09月03日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    元首相の海部さんの回顧録であるが、墓に持っていくつもりの話というので期待したが、海部さんの率直な思いではあるものの、特に何か面白いカミングアウトがあるわけではなかった。

    一種の小沢批判本にすら見える・・・ が、とりあえず平成書記の政権闘争本としては割と面白いかも。

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    2011年02月25日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    同郷をいうことと、その歴史観から親しみを抱いていた海部俊樹元首相の回想録。自民党から新進党、自由党を経て再び自民党への復帰。そして先の衆議院選挙での初の落選から引退へ。弱小派閥から、リクルート事件のスキャンダルによる混乱の中、火中の栗を拾う思いでの首相指名、そしてイラク戦争の勃発など波乱に富んだ政治生活のあれこれを淡々と美化することもなく綴っている。カネの流れや小沢一郎らの信じがたい裏切りなど、生々しい話が満載。面白い。

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    2010年12月20日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    それなりに面白かったけど、肝心な部分を「墓場まで持って行く」はなかろう。帯の文句に偽りありだよ。そこを語れば、全体の真実味がぐっと増したのに。

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    2010年12月02日
  • 政治とカネ―海部俊樹回顧録―

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    政治の世界も変転激しく、
    この人が総理だった頃のことをすっかり忘れていた。
    書店で手に取り、パラパラ流し読みをして、購入を決めた。
    海部俊樹『政治とカネ 海部俊樹回顧録』(2010)を読む。

    自民党は政権を手放さなかった代わりに
    都度権力闘争があり、
    ときにクリーンなイメージを取り入れ解毒効果を計った。
    海部も、海部の師匠である三木武夫も
    そのためのリーダーであった。

    どちらも総理の座を与えられた代わりに、
    政治改革を本格的に推進しようとした矢先に、
    玉座から引きずり下ろされた。
    真の権力者たちはカネと縁を切ることなど望みはしなかった。
    三木も海部も議会主義を大義とするあまり、
    総理の持つ

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    2010年11月24日