原田義也の作品一覧
「原田義也」の「ウクライナを知るための65章」「化学熱力学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
国名の由来から始まり、シンボル、民族・言語・宗教、歴史、藝術と文化、現代の政治・経済・社会・軍事・欧州との関係など広範囲について充実の1冊。1992年のソ連からの独立以来のこの国の右往左往が悲劇を招いている可能性を強く感じさせられた。隣国ポーランドとは複雑な歴史があり、リヴィウはかつてはポーランド領だったとか、ポーランドからは格下としての差別意識があるなどの事情を知ると、この国の不幸な歴史を思わざるを得ない。そのポーランドが今は良好な外交関係にあり、ウクライナを支えているのは喜ばしい出来事だと思った。文豪ゴーゴリは実はウクライナの人だったとか、詩人シェフチェンコはロシアでも愛されているなど…。ロシアと分離しづらい深い関係はシャム双生児のように見えて、それがむしろプーチンの憎悪に繋がっているように思う。そしてウクライナ料理の代表は実はボルシチ!これもロシアと誤解されているものの一つ。
ウクライナの東西はロシア、オーストリアに分割統治されていた時代が長いとのことで、日本のように一つの国としての一体感が自明ではなかった国であることを改めて知ったが、今回のロシアとの戦争でむしろ一つになったという皮肉な結果に思える。
日本の武士道とコサック魂。これが同国からの日本への親密感に繋がっている。ぜひこの国の今後の復興を応援していきたい。
「ウクライナの栄光も自由も未だ死なず / 若き兄弟たちよ 運命はきっと我らに微笑むだろう / 我らの敵は日の下の露の如く滅びるだろう / 兄弟たちよ 我らは我らの地を治めよう/ 我ら自由のために心と体を捧げ 示そう / 兄弟たちよ 我らコサックの一族であることを」(ウクライナ国歌)