今野雅方の作品一覧
「今野雅方」の「明日の君は、どこにいる? ヘーゲル先生の自己啓発の教室」「深く「読む」技術 ――思考を鍛える文章教室」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「今野雅方」の「明日の君は、どこにいる? ヘーゲル先生の自己啓発の教室」「深く「読む」技術 ――思考を鍛える文章教室」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
これはいわゆる理系のよみものではないなあ、とまず思いました。
とっつきが悪い本であり、深く読むための技術書ではありません。
ある文を深く読むためには、その前後の言葉を含めて、勘案をして類推をするといった言葉が頭に浮かんできました。
補講を含めて各講の順序もロジカルといったものはまずなく、情緒的というか感傷的というか感情的な流れになっているのでは。
また文章を、その枠組みと核心との組み合わせととらえていて、その物語が推移していくことを、枠組みが変質していくような捉え方をしているのは新鮮でした。
気になった点は、次の通りです。
・文章を書くということが自分の頭を洗いざらい総点検することだ。
Posted by ブクログ
文章の字義的な意味とその奥にあるものを深く追求することで、みずからの内にある既存の理解の枠組みを揺さぶるような読書の仕方を、実際に著者とともに文章について考えていくことで読者が体得することを狙った本です。
内田樹の『下流志向』や竹内敏晴の『ことばが劈かれるとき』、色川大吉『近代国家の出発』、須賀敦子『トリエステの坂道』、野坂昭如『火垂るの墓』などが取り上げられ、そのほか、網野善彦が「百姓」について新聞記者に語った話や、夏目漱石が久米正雄の「私は馬鹿です」という言葉について評した書簡などについても、深く読み解くことが試みられています。
著者の解釈は、ときに無手勝流と見えるところがあります。た