マイケル・E・ポーターの作品一覧
「マイケル・E・ポーター」の「[新版]競争戦略論I」「[新版]競争戦略論II」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
競争戦略とは競争に勝つ戦略ではなく競争を避けるための戦略である。そう考えると競争戦略を学びたくなる人も多いのではないか。
競争社会において戦って勝っていくことが好きな方はそれはそれでよいのだが、そういう方ばかりではないだろう。私もそうである。ゲームなど純粋に勝ち負けを楽しむものを除き、人生において人を負かせることを楽しいとはあまり思えない。それなので他者との競争にどう勝つのかというテクニックにはあまり興味が湧かないのだが、本書はそういう類のものでは全く無い。基本的にはこの市場、社会、つまりは外部環境を理解した上で自らが持つ独自性を活かしたポジションを取るということである。本書にはそのために必要な要素が書かれている。上ではあえて社会という言葉を使ったが、そう、この戦略は個人の人生戦略にも当然活用できる。他者を負かせるのではなく、自分が活きる場所を探してそこに収まることにより競争を避けつつ利益を享受することができる。ここでいう利益は収入以外にも幸福観などもあるだろう。そして、戦略を正しく活用し、それをCSRに活かすことを後半では提唱している。CSRは企業による寄付のようなキャッシュアウトの活動ではなく事業活動と密接にリンクさせることにより投資になり、それが最終的には競争優位の確立とともに社会へのより大きなインパクトをもたらすということである。最近の経営の文脈では言われていることだが、それをこのような時代から提唱していたということを恥ずかしながら本書を読んで知ることとなった。そして、もちろんこれは大企業だけに適用されるのではない。老舗企業が地元社会に対する貢献を行っている例は日本の各所で見られる。個人が地域コミュニティに対して貢献を行っている例も枚挙に暇がないだろう。自分の人生の目的、幸福、そういったものとCSR活動をうまく融合することができる例は本当はたくさんあるのかもしれない。本書の考え方は大きな基礎的理論であり、その応用は各々が企業経営に限らない各々のフィールドで考えるべきなのだろう。
Posted by ブクログ
5フォースの生みの親、マイケルEポーターの著書。
インターネット時代の競争戦略を見直している。世界の企業は、競争戦略から企業戦略へと移行してきている。日本の企業はほとんど戦略を立てずに経営している。戦略を立ててきた数少ない企業としてソニー、キャノン、任天堂などが挙げられている。インターネット時代、情報革命の中で、ビジネスモデルやeコマースなど誤解を招く用語が飛び交っている。
新しくCEOになることへの7つの新事実が秀逸だった。
CEOが経営を担っているのではない
CEOが命令を下すことはリスクが高い
CEOは社内で何が起きているか把握できない
CEOの言動一つがメッセージとなる
CEOには取締役会という上司が存在する
CEOの目標は短期利益の追求ではない
CEOといえども一人の人間にすぎない