ロバート・ゲラーの作品一覧
「ロバート・ゲラー」の「ゲラーさん、ニッポンに物申す」「日本人は知らない「地震予知」の正体」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ロバート・ゲラー」の「ゲラーさん、ニッポンに物申す」「日本人は知らない「地震予知」の正体」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
これもっと読まれるべき。日本に住む人で日本の教育受けてた人は全員読むべき。知らなかったの自分だけなら良いけど。ただ3.11で直接被害に遭われた方は精神衛生上読まないほうが良いかも知れない(国や東電に対してぶちきれると思う)。
大衆向けの本のつもりなら、専門用語わかんないので横着せずに解説入れるか噛み砕いてほしい。小難しいこと書きたいなら学会向けや論文で良いだろうが。グラフも一般人には読み取りにくい。
はっきりと結論(P.36)が出ている理系本に会うのはひさびさだなぁ。いやこれ明らかに日本の怠慢じゃねぇか。冒頭に日本好きだよって書いてた意味がわかった。あとこれ日本語で書いてる意味も。
P.58岡村さんすごい。涙出る。歴史書の読み取りに齟齬があるのはちょっと納得できてしまうので、これは論文を出したほうが良かったのではと思う。2009年の会議なのだから1990年の論文は存在していたわけで。ああ、原発稼動が1971年なのがそもそも間違いというか見切り発車だったわけだな。エネルギー問題が絡んでくるから仕方ないけど。
ばんばん出典を出してくれるのもいいね。ネットのよさをわかってる。有益な無償の資料がこんなにあるのか。URL打つの面倒だからQRコードつけてくれるとなお良かったんだけど。
Posted by ブクログ
東日本大震災後の地震学会で、「地震予知はできない」と論じたロバート・ゲラー教授に興味をもって取り寄せた。ニコニコ動画でも同じような内容が見られるそうなので(序章にて本人が紹介)、映像が得意な人はそちらの方がよいかもしれない。
内容としては、本人がなぜ地球物理学を志したか、日本に着たか、またいろいろな過去の研究者との交わりも書いてはあるが、そのなかでどれだけあやしい理論に日本の官僚と御用達の学者達が予算をかけて、その成果を上げていない点の指摘に尽きる。
サイエンス的なモノの見方、またその方法を重んじている人にとっては、いい加減なままで記録だけとり、記録を発表しない行政を含めたやりかたには不満があるだろう。また、それもまた本質を突いている。
個人的には予知はできないが、歴史から、科学的な見地から、可能性をさぐることはできると思った。ただし、今のような完全に予知ができるような誤解を国民に与え、それをまるで可能のような形で煽り、予算をつけている現段階の体制にはもっと問題があるだろう。
サイエンス(科学的なものの見方)が弱い日本人にとっては、耳の痛い話であるので、興味のある人は読んでみるとよいと思う。
Posted by ブクログ
「地震予知はできる」「地震予知ができると信じたい」と思っている人たちが日本にはたくさんいるようです。私も以前はそうでした。
地震学者たちも,地震予知のための予算を獲得しようと必死です。特に将来起きるであろう「東海地震」を予知するために…。
しかしロバート・ゲラー博士は「地震予知は無理だ」といいます。そのわけは…本書を読んでください。
日本は地震国であり,地震は日本のどこにでも起きるのだから,どれだけやっても実現しない予知のための研究などに多額の国費を費やすよりも,全国の耐震工事や減災の対策のために血税を使う方がより必要であり,それこそ喫緊の課題だと言っています。
阪神淡路大震災,東日本大震災は,まったく予知していない所で巨大なものが発生しました。そろそろ方針転換をしないと,また,どこかで(東海地方以外で)大きな被害が出てしまう可能性があります。
また,「予想が当たるとはどういうことなのか?」といった科学的なものの考え方の基礎も学ぶことができます。まるで後出しジャンケンのように,あることが起きてから予兆現象を付け足すという姿勢はまったく科学とは相容れないものなのです。
「地震予知はできるという“マインドコントロール”にこれ以上騙されてはいけない!」(腰巻きより)
Posted by ブクログ
【要約】
日本では権力の不作為、一部の利益の為に多くの人命・財産・社会的影響に損失が生まれている。だが大手メディアはそれを報じず政府の広告塔となり、国民は何が正か知らない状況だ。アメリカは現在民主主義の危機だ。日本も同様にそうなる可能性を意識する必要がある。
【感想】
日本を第2の故郷として愛してくれている著者が、日本の良くないところを外国人の視点で厳しく批判している一冊です。
きちんとアメリカの現状と過去の歴史に対する痛烈な批判(日本への批判より厳しい)を加えながら書いている為、自国自慢をしながら他を貶めるような嫌味なところはありません。
むしろ地球学者(地震学者)でありながら、幅広い目線で日本の多くの問題点を厳しく指摘するその文章は読んでて心地よく感じるくらいです。
おそらく、大昔から日本にはびこる「不作為」。それはつまり、物事に対して消極的であること。事なかれ主義、責任の曖昧化、なんとなくぼやっとさせてやり過ごす姿勢。
国のトップから末端の我々に至るまで、心と体に染み付いた性根根性でもあることでしょう。
いわゆる曖昧な文化、ニッポンです。
ただ、それが我々にとって大きな損失であることをきちんと説明し、声をあげるよう励ましてくれています。
日本が世界から見られた時に、非常に生産性の低い国としてバカにされているという事実。それも根本的に改善できるはずが、これまでの風習や、「昔からそういうものだから」という考えでなんの変化もなく数十年も同じことを繰り返しているのです。
そういう意味でいうと、英語教育に対する著者の考えは目を見開かれました。
日本人は、高校まで就学する人であれば6年間、大学で2年学ぶとすれば8年間も英語を学びながら、英語を日常的に使いこなしている人は何割いるんでしょう。
それはもう、改善が重ねられながらも英語教育の方法自体が失敗であることは明らかです。
だが、失敗を認めようとしない人達がいる。
また、失敗か成功かを考えもしない私達がいる。
そうする中で日本は海外から取り残され、国際情勢や経済活動においても不利な立場に追い込まれるのです。
不作為はそれをなす人たちの非常に大きな問題点ですが、何よりも私達自身が政治や経済、社会に対して不作為であることが一番の問題であることを気付かせてくれる一冊でした。
一点、不満を言うのであれば、日本の問題点については耳が痛くなるほど教えてくれますが、その1つ1つに対して、他国との比較がより具体的に欲しいところでした。