ストレスに満ちている現代社会に必須の本だと思った。
「うつ病はいきなり発症するわけではなく、その前段階に『脳不調』、前々段階に『脳疲労』という状態になる」とのこと。
うつ病は何となく気がついた時には発症している、という勝手なイメージを抱いていたので、この「脳疲労→脳不調→うつ病」という進行のメカ
...続きを読むニズムを知ることができてよかった。
脳疲労の段階でちゃんと気づき、いかにセルフケアをするかがうつ病を防ぐ上で大事になると思った。午睡や遠くを見ることはすぐにでもできるので実践したい。
「人生の正午」はまさに今の自分のことなので、「エネルギーの7割は職場に、3割は家庭に」も意識しなければいけない。
マインドフルネスについても色んな本に出てくるので、現代社会では必須なのかも。学ぼう。
うつ病の再発率が高いことにも驚いた。
うつ病で入院する職業の筆頭は教師である、というのはやっぱりなあ、という感じ。
あとがきに書かれていた「人間同士のエネルギーの交換」の話は希望を持てる話だった。ここにヒントがありそう。
道元の「花の色、美なりと云えども、独り開くるにあらず、春風を得て開くるなり」という正法眼蔵の一節も心に沁みた。