作品一覧 2021/12/10更新 国権と民権 人物で読み解く 平成「自民党」30年史 試し読み フォロー 田中角栄 戦後日本の悲しき自画像 試し読み フォロー 田中角栄と中曽根康弘 試し読み フォロー 丸山眞男と田中角栄 「戦後民主主義」の逆襲 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 早野透の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 田中角栄 戦後日本の悲しき自画像 早野透 昔総理大臣やってた人だよね?ぐらいの認識しかなかったのですが、戦後の日本にはなくてはならない人だったんだと思う。 賛否両論ありそうな半生だけど、現実的に日本を発展させるには、この人しかいなかったのではないかと思わせる。 話しぶりも庶民にわかりやすい内容で、日本を、世界を動かしていった。 政治にカネ...続きを読むはつきもの。カネは使える人が使えばいい。現在の世論では、税金の無駄遣いには異常なほど敏感に反応するけど、自分の家計の無駄遣いには無頓着な印象を受ける。 この辺りは今度まとめて記述したい。 以下引用 世論とは何か。主権在民だ。国論は国民の投票の結果でしか決まる道はない。新聞が世論ではない。一億玉砕と言っていたラジオが世論か。帰りの燃料もなく死地に行かせたのではないか。新聞やラジオではありません。声なき声を政治に実現するのが総選挙。 Posted by ブクログ 田中角栄 戦後日本の悲しき自画像 早野透 自民党政権復活というタイミングで、ふと田中角栄さんを振り返りたくなり、手にとった一冊。 朝日新聞の番記者(早野さん)による、どちらかというと主観的要素があまりなく、生涯を綴られています。 コンピュータ付きブルドーザーという異名の通りの即断即決ぶりや、義理人情をモノやカネという財に替えて人を惹きつける...続きを読むリアリスト。 ただ残念なのが二点。 第一は、リアリスト故に大局観に欠けていた点。日中国交回復やオイルショック後の資源外交の対応でのアメリカへの配慮。 第二は、逮捕後からの闇将軍としての院政。 しかしながら、理想だけでは物事は進まないということと、人への機敏さがなければなにも成し遂げられないということは、教訓として自分の記憶に残りました。 Posted by ブクログ 田中角栄 戦後日本の悲しき自画像 早野透 今、この時代になぜ、田中角栄か? いや、戦後のこの国の政治を語るには、この男から始めなければならない。今、参議院選挙まっただ中だが、この国の政治の構図を形作ったのは田中角栄です。 戦後間もなくの吉田学校からスタートし池田、佐藤と政権に存在し、「日本列島改造論」を手に、政治をすすめ歪めた・・・。 戦後...続きを読むから昭和の時代の我々日本国民の、イデオロギーを見直させる一冊です。 安倍総理にも角栄さんの心理を読んでほしいです。 Posted by ブクログ 田中角栄 戦後日本の悲しき自画像 早野透 角栄の人物、政治家としての軌跡のみならず、戦後史のお勉強にもなりました。 実は、一度だけご本人にお目にかかり(目白台の御殿の中)、一言だけ、声をかけて(ヨッシャ、ヨッシャ)もらったことがある。その頃は闇将軍と言われてた頃ですが、思っていたより気さくで、いかにも土建屋の親父という印象がしたのを覚えて...続きを読むいます。 あの時代の人達は、カネにこだわった人も沢山いると思うが、今みたいに、カネに汚い、あるいは、カネがすべてという人は少なかったような気がする。 角栄も、結局はカネで失敗したが、何故か許せる感じかするのは、富の配分を、自己の権力保持の為かもしれないが意識してたからかもしれない。 あと、作者もあまりつっこんでないが、ロッキードはアメリカの陰謀の側面もあるかもしれない。 何十年か後、新資料が出てきて、歴史が変わるかもしれない。 Posted by ブクログ 田中角栄 戦後日本の悲しき自画像 早野透 田中角栄といえば、ロッキード事件。元首相が有罪判決となり、日本政治が金に左右されることが明らかになった。 ロッキード事件の印象があまりに強く、政治家田中角栄について語られることは少ない。しかし、地方の貧しい無教育な青年が政治家となり、首相にまで成り上がっていったことについては、格差社会である現在に...続きを読むおいて、もうちょっと評価されてもいいのかなって気がする。 とにかくテレビ局には放送免許、地方には高速道路建設と利益誘導のために、官僚を使いまくって議員立法を成立させるパワーは今の政治家にはない。 Posted by ブクログ 早野透のレビューをもっと見る