作品一覧

  • 笑う禅僧 「公案」と悟り
    3.8
    本書は、禅の伝統的な修行の場で用いられる問答に使われる問題である「公案」を中心に禅者のエピソードを取り上げ、臨済禅の世界を紹介するものです。公案にはいろいろな種類があります。修行者を悟りへと導くもの、逆に悟りへの執着を捨てさせるもの、あるいは師匠が修行者の悟境を測り、さらに向上させるもの、などです。これらの問いに答えていくことによって悟りに接近していくのが臨済禅の特徴なのです。
  • 一からはじめる禅
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    禅のすべてがわかる入門書の決定版。中国・日本における禅の歴史、禅語・公案から読み解く禅の教えや智慧、禅師の生き方から座禅の組み方までを平易に解説。毎日を何かに追われながら過ごす人々が、心の平安のために禅を始めるきっかけとなる完全ガイド。拾い読みでも役に立つ豊富な脚注と「禅の豆知識」付き。

ユーザーレビュー

  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

    Posted by ブクログ

    宗教をかたるには、上のものをいかに下に持ってくるのかにあると思う。形を大事にするあまり、本質が違ってしまったものや、わかりにくいものがあるけれど、この本は形は違うけれど本質は近いものを見せてくれたような気がする。
    わかった事は、無は認識した時点で無ではない、前はいかにそれになろうかとする。
    そんな感じ。

    0
    2013年03月06日
  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

    Posted by ブクログ

    評価あんまりよくないけど・・・これ面白かったよ!!
    禅という、アブナくて変テコで、それでいてヤクザな(いや、ほんとに)宗教を、よくぞここまでわかりやすくしかもそのややこしさを損なわずに書いたなーと、とても感心した。

    禅の本質ってなんぞや。これは究極の問いである。
    What is zen?
    わからない。というか、わかる人なんているのだろうか。もしいるとしたら、それはきっと「悟った」人であろう。で、もしそんな「悟った」人がいるとしたら、それは凡人から見ればかなりの確率で「イッちゃって」いる人だろう。
    つまりは、日常からの超越である。その人の規範は、きっと日常から超越してしまっているのではないかと

    0
    2012年03月03日
  • 一からはじめる禅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    禅というものをその教えの概要と歴史、また修行の上に禅僧たちが紡ぎだした禅語、公案の話などが網羅され入門書としてとりつきやすい。

    心に残ったところ
    ・四諦・・苦を取り除く方法「苦諦」「集諦」「滅諦」「道諦」がある。
    ・八正道・・正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定
    ・聖俗、善悪、左右という相対的な考え「分別」は嫌われる。無位とは差別がない人。
    ・「安心」とは心を知る、心を見ること。
    ・「人は仏だからこそ仏としての修行をせねばならない」
    ・嬉しい時は心から喜び、苦しい時はとことん悩み苦しみ、悲しい時は思いっきり泣く。瞬間瞬間を全身全霊で生きて、そのことに執着しなければ安心立命できる。

    0
    2019年06月22日
  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

    Posted by ブクログ

    章の冒頭に紹介されている公案を見ても「なんでこれが公案?」とわからず、その後の解説を読んでもやっぱりどこが公案なのかわからないものがしばしばあった僕は、禅には向いていないのであろう。

    禅の思想は面白いんだけど、結局は「なんでもあり」だし、「言ったもん勝ち」みたいな気がしないでもない。

    0
    2018年09月22日
  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

    Posted by ブクログ

    まえがきにある通り頭を空にして読んでみましたが、自分にはよく分からない公案も多かったです。
    安永先生の広範な知識に触れられるだけでも楽しめます。

    0
    2011年08月31日

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