作品一覧

  • 消えた修道士 上
    4.3
    1~2巻1,119円 (税込)
    オー・フィジェンティの大族長が、和平協定締結のために、モアン王国を訪れたその時、大族長とモアン国王を何者かの矢が襲った。どちらも命に別状はなかったが、襲撃がモアン側の陰謀だというオー・フィジェンティの主張に、両国は一触即発の危機に。モアン国王は自国の潔白の証明を、妹で法廷弁護士でもある修道女フィデルマに託した。襲撃者はすでに殺されていた。フィデルマはわずかな証拠を頼りに、相棒エイダルフ修道士と共に、襲撃に使われた矢の出処と思われるクノック・アーンニャに向かう。美貌の修道女が名探偵。好評シリーズ、長編第7弾。
  • 修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集
    3.6
    1巻865円 (税込)
    法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが、もつれた事件の謎を痛快に解き明かす傑作短編集。巡礼として訪れたローマの教会で、聖餐杯のワインを飲んだ若者が急死。居あわせたフィデルマが急遽謎を解く「聖餐式の毒杯」、殺人の疑いをかけられ窮地に陥った幼なじみを救うべく奔走する「ホロフェルネスの幕舎」、偶然立ち寄った宿の幽霊騒動に巻きこまれる「旅籠の幽霊」、アイルランドの大王(ハイ・キング)の王位継承をめぐる事件に挑む「大王の剣」、アイルランド代々の大王の廟所で起きた不可解な殺人を解決する「大王廟の悲鳴」という、バラエティ豊かな5編を収録。/解説=村上貴史
  • 修道女フィデルマの挑戦 修道女フィデルマ短編集
    3.6
    1巻1,018円 (税込)
    法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマ。彼女がまだ修道女になる前、モラン師が学院長をつとめるタラの学問所に入学した時に出合った、フィデルマ最初の事件「化粧ポウチ」、フィデルマが学問所の最終試験として出された事件の謎を解く「痣」、ドーリィーの資格を得、修道女になってからの事件、三晩続けて聞かれた死を告げるバンシーの声の正体「バンシー」、有名なローマ第九ヒスパニア軍団の鷲の謎にフィデルマが挑む「消えた鷲」など全6編を収録。若き日のフィデルマに会える、人気シリーズ日本オリジナル短編集第4弾。/解説=大矢博子

ユーザーレビュー

  • 消えた修道士 下

    Posted by ブクログ

    ミステリ。修道女フィデルマ。
    修道士の失踪と国王の暗殺未遂事件から始まる物語。
    上巻は次々と謎が浮かび上がり続けたが、下巻では少しずつ真実に近づいていき、最後には一気に解決。
    解決シーンは、ドーリィーらしく、フィデルマが法廷で大活躍。熱かった。
    なかなかに複雑な物語で、登場人物がみんな怪しく思えて、ずっとハラハラしながら読んだ。
    フィデルマとエイダルフの関係が、名探偵と少し抜けてる助手役という、典型的なホームズとワトスンの関係に見えて面白い。
    フィデルマがエイダルフを心から信頼しているのが微笑ましい。
    エピローグでは、フィデルマの女性らしい一面も見れて、ファンとしてかなり嬉しい。

    シリーズ作

    0
    2024年10月13日
  • 消えた修道士 上

    Posted by ブクログ

    ミステリ。修道女フィデルマ。
    修道士の失踪と国王の暗殺未遂事件から始まる物語。
    上巻では次々と謎が浮かび上がる。
    ストーリーはもちろん、世界観が良すぎる。
    詳細は下巻で。

    0
    2024年10月12日
  • 修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集

    Posted by ブクログ

     7世紀のアイルランドを舞台に、アイルランド五王国の一つモアン王国先王の王女にしてドーリィー(法廷弁護士)であり、状況次第では裁判官としても活動できるアンルー(上位弁護士)の資格も有する修道女フィデルマが事件の謎を解き明かす短篇集。収録作は以下のとおり。

      聖餐式の毒杯
      ホロフェルネスの幕舎
      旅籠の幽霊
      大王の剣
      大王廟の悲鳴

     法律の高度な専門家としてたとえ王が相手でも物怖じせず、論理的に事件を解決するフィデルマの人物像やミステリーそのものとしてのおもしろさは充分。加えて、7世紀のアイルランドという未知の世界も素晴らしかった。その独特の風土に最初は戸惑ったが重要な単語は

    0
    2023年12月26日
  • 消えた修道士 下

    Posted by ブクログ

    族長襲撃事件の証拠を追って、イムラックの大修道院にやって来た修道女フィデルマ。
    元修道士が関わっているようなのだ。
    兄である国王コルグーにかかった疑いを晴らすためだった。
    ところが、そこでは大変な事態に‥?!

    イムラックの大修道院では、貴重な聖遺物が紛失。
    保管を担当していた修道士が失踪してしまったという。
    調査を依頼されたにフィデルマは、妙な事実に気づく。
    修道院のある町は襲撃を受けて大荒れとなり、人々の心のよりどころが失われそうになる。
    王国の平和と威信を取り戻そうと奮闘するフィデルマ。

    王の妹で、頭が切れる超秀才で高位の資格を持ち、しかも活発な美人というフィデルマですが、大の男が束に

    0
    2016年05月28日
  • 修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集

    Posted by ブクログ

    修道女フィデルマのシリーズ。
    中世が舞台のミステリ、短編集です。

    まだ若く美しい女性フィデルマ、じつは修道女であるだけでなく、高位の資格を持つ弁護士。
    アイルランドの7世紀という古い時代に、実際にも女性がかなり活躍していたというのは頼もしい。
    とはいえ、最初は若い女と見て侮られます。現代同様?
    動じることなく、真実を求めて突き進む姿勢がさわやか。
    次第にその名が鳴り響いていくのですね。

    「聖餐式の毒杯」はローマを訪れた若きフィデルマが礼拝堂に。同席の若者が死んだために謎を解く。
    幼なじみの女性の救援に駆けつける話。
    偶然立ち寄った雪の宿での、幽霊騒動に巻き込まれる話。
    アイルランドの大王(

    0
    2015年09月07日

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