牡丹もちとの作品一覧
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日常コメディ?
日常コメディと書いてあるけど、コメディなのか?
確かにいつもの日常、ゆるいやりとりは日常コメディっぽいけど、それを1033回もくり返す異常さとダークな雰囲気とミステリーっぽさで全然日常コメディに感じられない。
ただずっと同じ日々を繰り返してきて、ここへ来て色々変化しだしてどうなっていくのかすごく気になります。
定番の終わり方しか思い浮かばないけど、どういう理由で繰り返しているのかとか、タイトルの意味とかも気になるなぁ。
あと何がどうして最後あの状態になったのか、すごいとこで終わってしまった…
Posted by ブクログ
『今日』をループをしているのはピエタだけ。それがダナエロも闖入し、更にキアロまで巻き込まれますか
益々事態は複雑化していく…と思いきや、キアロがヒントを拾い上げて世界観説明を始める工程で色々スッキリ出来るようになっているね。地頭の違いってこういう場面に出るんだなぁ……
ただ、一方でループに巻き込まれたばかりのキアロが危機感から考察を進めるのに、ピエタが呑気さを崩さないという点は気になるっちゃ気になるけども……
因果を感じてしまうのはループに巻き込まれた三人が『今日』をどう捉えているかの違いだね
ピエタは誕生日を祝われる幸せな日。ダナエロは父の仰天発言は有りつつもそれ以外は普通の日。キアロは父の訃報を知らされる不幸な日
幸せは相対的。だからこそ、ループの中心であるピエタが幸せな状況は他の二人にとって不幸に成り得る。ピエタが力を使えばキアロの不幸は回避できる。でも、幸せが相対的であるならばピエタもキアロも幸福な状態なんて長続きする余地なんて元からなかったのだろうね
それにしても途中で話に出てきた「奇跡を起こす少女」というのは気になる存在。そのまま受け止めればピエタと似た存在なのだろうけど、あちらはループに取り込まれたとかではなく、何かしらの願いを叶えて貰って治癒の力を手にしただけなのかな
「奇跡を起こす少女」から見えてくるピエタの今後と課題。思い出さなきゃいけない本当の願いとはやはり雨が関わっているのだろうか……
そうして願い探しの中で関わる事になったレオナやニケを含めた交流は賑やかだね。これがループ世界の中で手にした変化とは思えないくらいにピエタの『今日』はあっさりと変わってしまった
変わらない『今日』を超えて明日を願って、皆の幸福も叶えようとしたピエタ。それはとても楽しくて幸せに満ちている『今日』ではない今日
だからこそ、相対的な幸福はピエタに牙を剥くわけか……
幸せな『今日』に戻った筈なのに酷い絶望に襲われたピエタ。それは心擦り減らして再び変化の無い『今日』を望んだっておかしくない事態。それでも彼女は再びあの日を取り戻すために奔走するのか…。それはループに巻き込まれていない他人からすれば幸福な一日。でも、何度も交流をやり直すピエタが幸福になれるわけなんて無くて。
見るに見かねて影すら激高せざるを得ないピエタの哀れな姿。でも、それこそがピエタが望んだ幸せな明日への覚悟の証
影に反逆した彼女は明日へ辿り着けるのだろうか?
Posted by ブクログ
ほんの少しだけダークな日常モノ。けど、本作で指している『日常』が何であるかを考えていくと、これをダークとかコメディとか簡単に表現してしまうのは勿体ないと思えてしまうね
同じ一日を1000回以上繰り返していたピエタ。つまり本作はループモノとなるわけだけど、ループに囚われた悲壮感をピエタに見ることは出来ないね
いつもどおりの雨、いつもどおりの授業、いつもどおりの誕生日。そんな行為を何度も繰り返していればおかしくなって全てのループを崩壊させようとしたっておかしくない。でも、ピエタは自分にとっては何度も繰り返した一日であっても、相手にとっては初めてだからとそれを崩さぬようにと繰り返し続けるのか
それは自己満足なのか他者満足なのか。変化を辞めた事で変化なんて起こらない筈だった「今日」。それがダナエロもループに混じった事でピエタが想定していなかった変化を含み始めるのは面白いね
事態打開の鍵としてダナエロが考案した「昨日と違うこと」、これによってループの中に閉じこもっていたピエタの一日が異なる彩りを持つように……と、そんな単純な構図になっていないのはダーク感に溢れている
「昨日と違うこと」を繰り返しても「今日」は終わらなかった。それでも、いつもと違う「今日」に繋がったのは確かなんだよね
「今日」を変えたのは「昨日と違うこと」ではなく、ダナエロの闖入であり、それによって生じたキアロとの繋がりであり、それらによって更に異なる要素が「今日」の中で出現していく
そういった連鎖に拠ってピエタの「今日」があっという間に変わっていく様子は面白い
ピエタはキアロとどう向き合っていくかという課題が生じたわけだけど、ピエタはダナエロが口から出任せに放った友達になりたいを実行するんだね…
銃撃、権力。そういったノイズに誤魔化されずキアロの目を見て彼女が本当に欲しているものは何かを読み取り行動に移したピエタ。明日になったらキアロの中には何も残らず、またいつもどおりの「今日」が始まってしまう。それでも友達になりたいとピエタは言った。それこそが「今日」を変える最後のピースだったように思えてしまう
自分だけが幸せだった「今日」を超えてピエタはキアロの幸せを手に入れられるのだろうか?
フルデジタル.モノクロ
フルデジタル.フルカラーの作品はよく見るが、フルデジタル.モノクロの作品はこのような感じの出来上がりになるのだと、その見栄えの点では大変に興味深い。しかし、ほとんどストーリーがないような作品なので読んでみても全く面白みがない。