松本コウシの作品一覧

「松本コウシ」の「ユージニア」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ユージニア

    小説・文芸

    3.8
    1巻803円 (税込)
    あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は--。

ユーザーレビュー

  • ユージニア

    Posted by ブクログ

    これは、犯人を当てることが目的の推理小説ではない。むしろ、事件を通して「人は人をどう見るのか」を考えさせられる作品だった。

    ある名家で起きた毒殺事件。
    生き残ったのは、盲目の少女・緋沙子ただ一人。

    数十年後、事件を再調査するため、関係者へのインタビューが行われる。

    証言を読み進めるうちに、あたし自身も「もしかして緋沙子が……?」と疑わずにはいられなかった。

    でも、最後に彼女の胸の内に触れたとき、その疑いは一気に切なさへ変わった。

    盲目で、美しくて、知性があって、勘も鋭い。
    そんな「特別な人」だからこそ、周りは彼女を恐れ、勝手なイメージを作り上げてしまう。

    被害者なのに、誰にも信じて

    0
    2026年09月13日
  • ユージニア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    真実とは何で、誰に分かり得るものなのか。

    ミステリだけど、ミステリより深いものを見たような気がする。
    ミステリを読む時、なんとなく犯人が誰か、どんな動機かを推理しながら読んでいる(当たることなどそうそうないが)。物語はとある事件を追うインタビュアーの視点と、回想で進んでいく。私たちは想像しながら読み進める。可憐で神秘的な犯人を。鮮やかに、優雅に、未解決事件を裏から操る犯人を。名探偵に指差され、読者への一礼と共に有終の美を飾る犯人を。

    さて、私たちが望んだ犯人はそこにいたのだろうか。この物語にとっての真実は、果たしてどこにあるのでしょうかね。

    0
    2026年09月02日
  • ユージニア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終わっての率直な感想、
    なんだこれは?でした。
    ハッキリと犯人がわかるわけでもない、
    各章ごとに誰かの主観で話が進む…かと思ったら時々違う人の主観で進んでいる違和感。
    途中で毒殺された一家の名前が違う章が出てきたり…。
    人間の記憶の曖昧さを表現したのか、
    かなり理解が難しく、
    何度も戻ったりした。
    ただ、ホントに少しずつ真相に近付くような展開、
    少し肩透かしをくらうような体験は中々味わえないような面白いものでした。
    読み終わってもずっと目は見えていたのではないかと自分は思っているけど…。

    0
    2026年08月20日
  • ユージニア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もう一度頭から読み直したい!
    というのがまず読み終えた時の感想です。1回では最後の結末がわかりそうでわからなかった。記憶力と読解力不足か、、。少しずつ再読したいも思います。
    でもとても読みやすくて、一気読みでした。

    個人的にぞわっとしたのは「この世のものとは思えない笑顔」という文章(すみません正確じゃないと思います)。なんとなく頭の中で想像できる。狂気に満ちた笑顔がありありと浮かんできました。

    初の恩田陸さん作品でしたので、また別の作品も読みたいと思いました!

    0
    2026年06月29日
  • ユージニア

    Posted by ブクログ

    妻のおすすめで読んだ
    ずっとインタビューのような目線で切り替わっていくけれど、自分の世界も本に合わせて切り替わっていく感覚になる

    最後は少し読者に考えさせる意味もあり?もやもやしたが、すこしホラーな部分と悲しみが入り交じる小説でおもしろかった

    また完全版を再読としてすこし時間をおいて読んでみたいと思った

    0
    2026年06月21日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET