藤代宏一の作品一覧
「藤代宏一」の「株高不況」「世界がおびえる中国と利上げ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「藤代宏一」の「株高不況」「世界がおびえる中国と利上げ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
株価が高いと景気が良いと思ったが、生活は苦しい。このギャップは何故?を説明した本。
近年の株高は、企業の収益力(PER等)が素直に反映されただけの妥当な水準とのこと。収益力の改善はインフレにより、生産性が変わらなくても売上金額が増えたことに起因。
近年は賃金も上がっているが、商品価格の増加より上げ幅が少ないため、生活は苦しく感じるようになった。
インフレのキッカケは、ロシア問題によるエネルギー価格増の影響を、コロナ対応で体力が低下した企業が商品価格に転換したこと。構造的には、労働人口不足で物やサービスの価値が上がったことが原因。現在起きているインフレは構造的影響が強いため、一過
Posted by ブクログ
Xで好評と聞き手に取った。タイトルの通り、インフレで生活が苦しい一方で、株価が高止まりしていて理由を知りたい人におすすめしたい。足下の経済状況に対する理解を深めるのに好適な一冊でした。
本書の要約。インフレは、家計の景況感を悪化させる一方、価格決定力を取り戻しつつある日本企業には追い風となっている。現在の日本株高はバブルではなく実態を伴うもの。インフレの原因は日本企業の競争力減少に伴う円安も影響しているが、きっかけはロシアによるウクライナ侵攻に伴う原油・小麦価格の高騰。物価ばかり上昇して賃金が上昇しないという懸念は5〜10年スパンでは余程の衰退を前提にしない限り起きない。理由は賃金上昇を伴わ