株高不況

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ビジネス・実用
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コロナ収束以降、日経平均株価は3~4万円台と高値をキープし、一時、バブル期に記録した最高値も更新した。2025年になってトランプ関税に振り回されつつも、しっかり持ち直してもいる。その一方で、足元の物価高もあって、庶民の生活は厳しいまま。なぜ、株価は好調なのに庶民はその恩恵を感じられないのか。国民全体が好景気に沸いたバブル期と何かが違うのか。現在の「株高不況」の真因と、生活者ができるその対応策を、気鋭のエコノミストが鋭く、かつ、わかりやすく解説する。

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株高不況 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ここ2年間、感覚として感じていたことが事実に基づき言語化されていた。
    株高不況はまだ続きそうで、企業業績は上がり株価も上がる一方、賃金上昇がそれに追いつかず消費者は苦しくなる状況は継続するだろう。ただ、そのサイクルもいつかは耐えられなくなり、つまり消費者があまりにも物価高に苦しみモノが買えなくなり、それに伴い企業の売り上げも減り、株価も調整局面に入るだろう。それがいつかは誰にも分からないが。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    「賃上げ=ベア」なのに、「賃上げ=定昇」でお茶を濁す経営者は多いと思う。
    そういう企業は、早晩見切りをつけられるのではないか。

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

     株価が高いと景気が良いと思ったが、生活は苦しい。このギャップは何故?を説明した本。
     
     近年の株高は、企業の収益力(PER等)が素直に反映されただけの妥当な水準とのこと。収益力の改善はインフレにより、生産性が変わらなくても売上金額が増えたことに起因。
     近年は賃金も上がっているが、商品価格の増加より上げ幅が少ないため、生活は苦しく感じるようになった。
     
     インフレのキッカケは、ロシア問題によるエネルギー価格増の影響を、コロナ対応で体力が低下した企業が商品価格に転換したこと。構造的には、労働人口不足で物やサービスの価値が上がったことが原因。現在起きているインフレは構造的影響が強いため、一過性ではなく今後も続くと見るべき。

     インフレがある世界では現預金の価値が下がり続ける。これに対応するには貯金をインフレ耐性のある資産である株式に変えること。
     資産に占める株式の比率は、米国が4割、欧州が3割、日本が15%。日本は永らく物価が安定しておりインフレ対策が不要だったため、これまでは資産は現金で良かった。

     為替(足元の円安)は、投機要因として低金利の影響がある。一方で実需影響として、貿易赤字(エネルギー購入)とデジタル赤字(GAFAM)でのドル買い・円売りに対し、来日観光黒字でのドル売り・円買いが負けていることも一因。


    (感想)

     金利は、国債の利払負担増を避けるためにもきっと上がらないだろう。
     為替は、米国の利下げと原発再稼働が争点だろうが、現在の1ドル150円に対して大幅な円高には動きにくいかもしれない。

     インフレは今後も続くと想定すべきだろう。足元で労働参加が増えて労働力を支えている女性と高齢者が入りにくい領域からインフレが加速しそう。

     以上を踏まえ、手持ちの資産構成を見直すべきと思った。今の株価や為替が妥当であるなら、株価下落を待たずに株を買い進めても良いかもしれない。株式にすべき資産の比率は、GPIFが参考になると思った。

    ※GPIF は株式比率5割で目標収益5%弱。物価上昇2%と期待収益3%。

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    現在の株高とインフレと賃上げ状況が不一致のような気がしていたが、それについて、統計グラフと丁寧な説明で大変理解し易かった。
    モーサテなど、テレビ東京の番組でもよく拝見していて是非本を読みたいと思って読んだのがきっかけだった。
    これからも、藤代さんがテレビに出られている時は、解説を必死に聞きたいと思います。

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    とてもわかり易く、最近のトレンドも絡めているので勉強になった。どこかで読んだ感想だが、専門的っぽい言葉には、しっかりと説明が添えられているので辞書代わりにも良い

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    日経平均株価は史上最高なのに景気が良くなった感じがしない。そんな実感とピッタリなタイトルに惹かれて読んでみた。
     インフレに対抗する術も本書のテーマになっているので、これからの生活防衛のためにも一度読んでおいたら良いと思う。

    0
    2026年01月11日

    Posted by ブクログ

    Xで好評と聞き手に取った。タイトルの通り、インフレで生活が苦しい一方で、株価が高止まりしていて理由を知りたい人におすすめしたい。足下の経済状況に対する理解を深めるのに好適な一冊でした。

    本書の要約。インフレは、家計の景況感を悪化させる一方、価格決定力を取り戻しつつある日本企業には追い風となっている。現在の日本株高はバブルではなく実態を伴うもの。インフレの原因は日本企業の競争力減少に伴う円安も影響しているが、きっかけはロシアによるウクライナ侵攻に伴う原油・小麦価格の高騰。物価ばかり上昇して賃金が上昇しないという懸念は5〜10年スパンでは余程の衰退を前提にしない限り起きない。理由は賃金上昇を伴わない物価上昇は続かないから。尚、賃上げの定義としては定期昇給をマクロ的な賃上げに含まない。インフレ圧力への対策の一つとして、インフレに強い資産(株式など)の保有を推奨。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    指標などがコンパクトにまとめられており、私自身まだ不勉強な点もあるが、こういう視点で見ていけばいいのかと非常に勉強になった。今の日本市場を的確に表現していると思う。日経平均が5万円を超え、こういった本は読む時期を逸すると古新聞になってしまうので、このタイミングで読めてよかった。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    本のタイトルの答えは、「日本企業は、稼いだ利益を海外・株主に振り分けてきた。日本の労働生産性が低いわけではない。インフレに強い資産の代表は株式です。」にあると思う。

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    1年前の内容ですから、今はメディア等でも喧伝されている情報もあり、あまり新鮮さは感じません。淡々と経済について指標を引用しながら解説している内容ですから、元となる情報が古くなるのは致し方ありません。

    難しい経済用語を読み解くことができるように書かれていますから、今から経済用語や情勢について知りたい方にとっては良いかもしれません。

    皮肉にも、労働分配率の低下と内部留保を株主還元にまわす傾向にある日本株が買われやすいという構図を作っているとの指摘がありました。資本収益率を労働分配率が上回る未来は訪れる可能性は低いでしょうね。

    0
    2026年09月08日

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