ニーナ・ブラジョーンの作品一覧
「ニーナ・ブラジョーン」の「獣の記憶」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ニーナ・ブラジョーン」の「獣の記憶」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
過去の未解決事件の中でも18世紀フランスで起きたジェヴォーダンの獣事件は好きなモチーフだ。狼のような未知の獣に100人以上の女、子供が惨殺された。この事件に博物学者の卵トマが挑む、スロヴェニアが生んだ歴史ミステリ&ロマンスの傑作。犯人は本当に狼か未知の生物か、それとも狼男なのか。トマはジェヴォーダンの領主の城で獣に襲われたが生き延びた貴族の娘イザベルに出会う。立場が違うからこそ焦れったいまでに静かに燃え上がる2人のロマンスは鉄板。犯人(獣)の正体も恋の行方もどうなるのか、ページをめくる手が止まらない。どんな結末を用意してるのかと思ったら裏の裏をかく予想外の結末。読後も興奮して眠れず今朝
Posted by ブクログ
18世紀フランスのジェヴォーダン地方で実際に起きた謎の獣による連続惨殺事件を扱った作品。
ルイ15世の指示により謎の獣を捕獲するべくジェヴォーダンへ向かう銃士らに同行する博物学者の卵トマ。
ジェヴォーダンの獣事件は当然ながら当時のフランスのひとびとを恐怖に陥れた。見たこともない獣に女子供が何人も惨殺されては恐怖しかないだろう。
しかし、残念なことに都であるパリから遠く離れた田舎であり、国王他主要なひとびとの命に関わる問題ではないために、それらしき獣を捕獲した後は、事件は解決したとして幕引きを図ってしまう。
こういうところは現代でも変わらないのではないだろうか。
首都のような被害が国家の存亡に