作品一覧

  • 妻を帽子とまちがえた男
    3.8
    1巻1,056円 (税込)
    妻の頭を帽子とまちがえてかぶろうとする音楽家、からだの感覚を失って姿勢が保てなくなってしまった若い母親……脳神経科医のサックス博士が出会った奇妙でふしぎな症状を抱える患者たちは、その障害にもかかわらず、人間として精いっぱいに生きていく。そんな患者たちの豊かな世界を愛情こめて描きあげた、24篇の驚きと感動の医学エッセイの傑作、待望の文庫化。

ユーザーレビュー

  • 妻を帽子とまちがえた男

    Posted by ブクログ

    何気なくタイトルに興味を感じて読み始めたら、著者はあのレナードの朝の原作者だった。
    楽譜は音楽を記号で表したもの、それと同様に数字は数の世界を記号で表したもの。音楽は聴くものでるが、数の世界は何か図象的なものであるのか?
    サバン症の人たちにはそれが見えているので日付から曜日を即回答できるのか?どうも素数が鍵であるようだ。この図象的なものが理解出来れば数学の世界は大きく進歩するのではと思った。
    全くタイトルからは想像できなかった事に気が付かされた。

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    2025年12月29日
  • 妻を帽子とまちがえた男

    Posted by ブクログ

    個性と多様性の本。

    冒頭にウィリアム・オスラーの「病気について語ること、それは『千夜一夜物語』のようなものだ。」という言葉が載っている通り、(本人や周囲の人には辛いこともあるだろうけど)出来の良い短編を読んでいる様な驚きや発見がある。

    身体の一部であったり神経や脳の機能が喪失したり過剰だったりで、こんなにも多様な症状が出ることに人間の身体の不安定さと同時に安定性も感じる。

    そして、本当の意味で「感覚」の違う人との相互理解は出来ないからこそ、理解しようとする姿勢と一方の「感覚」での評価の意味のなさがわかる。




    p. 91 私が診ていたある患者は、後頭葉への血管の塞栓のために、脳の視覚

    1
    2022年08月14日
  • 妻を帽子とまちがえた男

    Posted by ブクログ

    人間をまず”普通の人間”たらしめている要素とは何なのか、また人間の本質について考えさせられる良著。
    この本はジャンルとして全くSFでもなく、量子力学でもないが、『酔歩する男』の血沼や小竹田のことを考えてしまう。

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    2022年07月24日
  • 妻を帽子とまちがえた男

    Posted by ブクログ

    何度繰り返し、この本を、読んだ事でしょう。
    人間の、精神に、興味がありました。自分が、精神の病を名付けられてからは、作者 オリバー・サックスの、変わった人々に対する温かいまなざしに、すがるような思いで、読みました。
     訳者 高見幸郎氏が、あとがきで、こう書いています。
     たしかにこれは、筆者の言うとおり、「奇妙」な話を集めたものである。脳神経になにか異常があるとき、奇妙な不思議な症状があらわれ、一般の想像をこえた動作や状態がおこる。ここに語られた二十四篇の話はいずれもそうした例といっていい。しかしわれわれが、これらをただ好奇の目でながめ、興味本位に読むのだったら、それはたいへんな誤りで、筆者の

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    2021年02月16日
  • 妻を帽子とまちがえた男

    Posted by ブクログ

    "ユニークな視点で、様々な症状を抱える患者たちを暖かいまなざしで見つめた本。
    脳への障害は、様々な症状を患者にもたらす。

    突然音楽が鳴りやまなくなったり
    自分の手足を自分のものと思えなくなったり
    即座に素数を答えることができる自閉症患者

    などなど
    人間という生き物、脳機能などの謎を浮き彫りにしてくれている。"

    1
    2018年11月24日

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