作品一覧

  • 戦場でメシを食う
    3.7
    死と隣りあわせで人は何を食べるのか? 戦場からの中継でお馴染みのジャーナリストが食べることに拘り、世界の紛争地に生きる人たちの実態を迫真レポートする。雪山行軍中のアフガン・ゲリラとかじったナンの味、食料がないながらも「食う」ことに貪欲なサラエボの市民たちの姿、闇のなか手づかみで味わうアチェのココナッツカレー、そしてイラクでは日本人の死に間近に接し改めて「生きる」ことについて考える……。

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  • タリバンの眼 戦場で考えた
    3.0
    1巻950円 (税込)
    2021年、イスラム主義組織のタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した。01年、アメリカ・イギリスのアフガニスタン空爆から20年後のことだ。アメリカ軍のアフガニスタン撤退は、1955年から75年まで同じく20年を費やしたベトナム戦争以来の「完全敗北」。歴史の大転換点といってよい。アメリカは、いったい何を間違えたのか。そして民主主義による統治に替わってタリバンの暫定政権が発足すると、欧米のメディアは一様に「女性差別」「人権抑圧」について報じ、タリバンを前近代の遅れた存在と見なした。21世紀の民主主義の眼から見れば、そういう話になるのだろう。だが、われわれが日本の歴史を顧みたとき、いまアフガニスタンで起きていることに思い当たる節があるのではないか。ソ連のアフガニスタン侵攻から40年間、この地を幾度も訪れて戦争の現場を見つめ、考え抜いたジャーナリストが、コロナ下の「鎖国」に慣れきった日本人を目覚めさせる。
  • ウクライナの現場から
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ロシアによるウクライナ侵攻間もない2022年3月、著者はウクライナに入国した。 リビウ、キーウ、ブチャ、イルピン。 そこには戦禍により、人生を狂わされた数多くの「一般市民」がいた。 まず命をまもるべきか? あるいは国(民主主義)を守るために戦うべきか? 市民たちの生の声に取材、「戦争のリアル」と「世界の行く末」について 今までの世界各地での現場取材を含め、戦場ジャーナリストが「現場目線」で考える。 ウクライナ現地取材写真を多数収録。

ユーザーレビュー

  • 戦場でメシを食う

    Posted by ブクログ

    戦場でビデオカメラマンとして活動している佐藤和孝さんが、取材先で食べた物と、そこに住む人々を書く本です。

    非正規軍に帯同して取材をすることが多いため、食事は戦場となった現地で調達できる範囲で作られる民族・宗教観を反映した料理になっています。また、料理を提供してくれた現地の方を深く掘り下げることで、戦場で実際に起きている問題が何か、個人レベルで本人が抱えている苦しみや悲しみ、怒りを知ることができます。

    この本の中で、戦場での食に一切関係ない、イラクに来た1人の青年についての記述があります。この記述は、題名に反しても伝えたかったことだったのかもしれません

    0
    2012年12月24日
  • 戦場でメシを食う

    Posted by ブクログ

    ジャーナリストである筆者が、中東からヨーロッパ、東南アジアなど、様々な戦場で食べた食べ物の記憶。日本ではあまり知られていない国の話も出てきて、少し、世界を知ることができた気がした。

    0
    2013年08月08日
  • 戦場でメシを食う

    Posted by ブクログ

    ジャパンプレスの佐藤和孝さんによる戦場ルポルタージュ。

    どんな過酷な状況でも腹は減る。そこには食事風景があって、その国の文化が存在する。食事という一つの観点からの「戦争」とは、今まで読んだルポルタージュよりも斬新だったと思う。

    0
    2013年03月17日
  • 戦場でメシを食う

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    死と隣りあわせで人は何を食べるのか?
    戦場からの中継でお馴染みのジャーナリストが食べることに拘り、世界の紛争地に生きる人たちの実態を迫真レポートする。
    雪山行軍中のアフガン・ゲリラとかじったナンの味、食料がないながらも「食う」ことに貪欲なサラエボの市民たちの姿、闇のなか手づかみで味わうアチェのココナッツカレー、そしてイラクでは日本人の死に間近に接し改めて「生きる」ことについて考える…。

    [ 目次 ]
    第1章 アフガニスタン―戦場でも、人はメシを食う
    第2章 サラエボ―“この世の終末”の街で
    第3章 アルバニア―世界で最も孤立した国
    第4章 チェチェン―束の間の戦火の休息
    第5章

    0
    2010年06月30日
  • 戦場でメシを食う

    Posted by ブクログ

    世界中の紛争地を取材してまわる著者が、その国々であったことと共にその国の料理を紹介していく話でした。
    読んでいてイスラームがメジャーな宗教となっている国の料理はとても美味しそうでしたね。
    羊のお肉と香辛料を使った料理はよだれが止まらなかった。

    0
    2010年01月14日

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