作品一覧

  • 忘れ得ぬ人々と谷崎潤一郎
    4.0
    1巻902円 (税込)
    建築家辰野金吾を父に持ち、名随筆家としても知られる仏文学者が、同窓の谷崎、師として仰ぐ露伴・鴎外・漱石らとの思い出を綴る。昭和初期から戦後までに交流した多才な文学者の素顔や審美眼と学問への深い愛が浮かび上がる自伝的随想集。改造社版の同題本(選集第四巻 昭和二四年刊)を底本にした完全版を文庫化。
  • フランス革命夜話
    -
    1巻814円 (税込)
    大革命を彩ったロベスピエール、ミラボー、断頭吏サンソン、シャルロット・コルデーなどの人物よもやま話や、ルイ十六世の最期、熱月(テレミドール)九日の真相を軽妙洒脱に披露。老若問答から大革命の熱情と悲哀に誘う異色の名著を復刻。エッセイ二篇(「革命夜話」「鬼才ボーマルシェ」)と翻訳一篇(「敗北者の運命」)を収録。〈解説〉小倉孝誠
  • フィガロの結婚
    -
    1巻550円 (税込)
    アルマヴィヴァ伯爵は結婚生活に飽き、妻の侍女シュザンヌを誘惑しようとする。シュザンヌは下僕フィガロと相思相愛で、まもなく結婚式をあげようとしているのに……。フィガロはあふれる機知と勇気と行動で、伯爵を徹底的にやっつける。当時の世相、なかでも貴族階級の横暴があばかれ、諷刺のきいた、歯切れのいいやりとりの戯曲になっている。訳者の辰野隆は、この翻訳によって毎日出版文化賞を受賞した。

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ユーザーレビュー

  • 忘れ得ぬ人々と谷崎潤一郎

    Posted by ブクログ

     辰野隆は、仏文学者で高名だが味のある自伝的な随想を著している。
     夏目漱石、森鴎外当、身近に接した人であることが強み、特に谷崎潤一郎は、一中、一高の同級生。
     若かりしときから文学の才能が飛びぬけていたことが
    数々のエピソードからわかる。

    0
    2015年04月12日
  • 忘れ得ぬ人々と谷崎潤一郎

    Posted by ブクログ

     先日、辰野 隆 氏 による「忘れ得ぬ人々と谷崎潤一郎」を読み終えました。
     新聞の書評欄で紹介されていたので、興味をもって読んでみた本です。
     著者の辰野隆氏は、東京駅・日本銀行本店等を設計した辰野金吾氏の息子で、三好達治・小林秀雄らを教え子にもつフランス文学者。本書は、そういった辰野氏が交流した作家・文学者・友人たちとの思い出を、氏一流の筆致で著した随想集です。
     ただ、読み終えての感想ですが、随筆といえども、本書を楽しむには、著者が言う近代日本の文芸苑における四天王、露伴・鴎外・漱石・潤一郎の作品は一通り読破しておく位の準備がなくてはだめなようです・・・

    0
    2015年06月20日

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