作品一覧

  • 「本屋」は死なない
    4.1
    1巻1,496円 (税込)
    現在の出版流通システムのあり方や、本を取り巻く環境の厳しさに抗うように、「意思のある本屋」でありつづけようとしている書店員・書店主たち。彼ら・彼女らの行動を追って、書店を巡りながら、“本を手渡す職業”の存在意義とは何なのかを根源的に問い直す。「本」と「本屋」の今とこれからのかたちを探る異色のルポ。

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  • 街の本屋の逆襲
    -
    1巻495円 (税込)
    出版不況の煽りを受け、苦境に立たされていると言われて久しい“街の本屋”。しかし今だからこそ模索できる、本と人/人と人との出会いを生み出す新たな“街の本屋”の在り方があるのだとしたら…? 新潟市に2010年にオープンした40坪の小さな本屋「北書店」の店長・佐藤雄一と、東京・下北沢で本屋「B&B」を経営するブックコーディネイターの内沼晋太郎/博報堂ケトル代表取締役の嶋浩一郎、『「本屋」は死なない』(新潮社)の著者・石橋毅史らが交わした白熱の“これからの街の本屋”談義を計3本、フルボリュームで収録。ノスタルジーに浸るだけではない、継続可能な“これからの街の本屋”の姿とは。

ユーザーレビュー

  • 「本屋」は死なない

    Posted by ブクログ

    いくつか本の本を読んできたけれど、この本が一番ガツンと来た。

    出版業界紙である新文化の元編集長が本を伝える「本屋」とはどうあるべきで、どうあろうとしているのかを各地の本屋を訪ねインタビューを行っていく。

    本書の中で「本屋」として登場する人物たちは本には何かしらの力があると信じており、本というカテゴリーではなく、一冊一冊の「本」を売る仕事をしている。

    目の前にこの本を置いて本屋のこれからについて考えることができるのも本の持つ魅力の一つだと思える。

    0
    2013年03月03日
  • 「本屋」は死なない

    Posted by ブクログ

    「本屋」は死なない!と声高に叫んでいる内容ではない。死なないで欲しいと切実な悲鳴に似た内容である。
     
     独自の選書眼で地方発のベストセラーを連発した「盛岡さわや書店」のカリスマ書店員・伊藤氏とその弟子たちの話は、とくに興味深かった。
     さわや書店には12,3年前に行ったことがある。大した広さでもないのに東洋文庫が棚一面に陳列されていた。東京ではジュンク堂などの書店でしか品ぞろえしていない商品群だ。盛岡の人の読書欲のすごさにびっくりした。
     全国的にも有名なさわや書店も近くにジュンク堂書店が出店してから苦境に立たされ、それを機に伊藤氏は書店業から引退する。

     取次のPOSデータによる配本まか

    0
    2017年08月15日
  • 「本屋」は死なない

    Posted by ブクログ

    書店員の中に「本屋」を発見した著者の視点が素晴らしい。
    本文中では、書籍の中に「本」を発見しようかという考察もあり、新刊発行点数が多過ぎると言われるいまの出版業界に投げかけるメッセージの重要性は計り知れない。
    ここに紹介されている書店以外でもこの「本」を面陳にしているところが多いことを、金太郎飴的な新刊書店ばかり作っている業界人は知るべきであろう。
    事業の維持、安定した経営ということで考えれば、ここに描かれる書店が本来あるべき姿というわけでは決してない。が、僕はそこにいる「本屋」に憧れを禁じえない。
    「本屋」は死んではいけない。祈りに近いそうした想いに応えてくれるリアルが、本書には詰まっている

    0
    2012年02月19日
  • 「本屋」は死なない

    Posted by ブクログ

    どんな本がどんなふうに読む人に伝わるかわからない
    そうだよな〜って思った言葉。
    人には一人一人解釈の世界がある。
    同じ本を読んでもその日との解釈の世界によって
    感想も大きく違っていると思う。

    やっぱり楽しい本屋にいきたい。
    何か発見がある。

    0
    2012年01月03日
  • 「本屋」は死なない

    Posted by ブクログ

    本屋に勤めて早15年(くらい?)…ついつい忙しさにかまけて理想を追い求める事をさぼってきていた事を痛感。
    この本に描かれている書店員の方々の情熱は凄まじい。
    「本屋に勤めて…」なんて言うのが恥ずかしくなってくる。

    社内において、なんとなく「詳しい人」に分類されてたりして(そうでもないか…?)、それらしく振舞ってはいるものの、内心は日々ひやひやの連続。 
    なんとも情けない現状ではあるけれど、少しでも先人に近づけるように頑張っていこうと思った。

    色々勉強させてもらいました。 
    本としても楽しく読めます。 子どもの相手をさぼって一気読みしました。

    0
    2011年12月04日

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