紀貫之の作品一覧
「紀貫之」の「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」「土佐日記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「紀貫之」の「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」「土佐日記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
空を漕ぐ船
影見れば 波の底なる ひさかたの 空漕ぎわたる 我ぞわびしき (水に映る月影を見ると、波の底に大空が映っているが、その空を漕いで行く私は、何とちっぽけで頼りない存在なのか)
廬山寺 ろざんじ
京都にあるお寺。紫式部の邸宅跡と言われている。
昔の旅行は本当に大変だ。海賊の心配をしたり、天候のために何日も足止めされたり…
「わだの泊の別れの所」での段で、在原業平の名前が出てきて驚いた。
故在原業平だって。死んでる…
在原業平は平安前期の人で、紀貫之は平安前期から中期にかけての人。
それに紀貫之が前の世の優れた歌人たちを六歌仙と名付けたのだから、同じ時代の人ではないというのは、考えてみれば当然だった。
さらに言えば、在原業平の北の方は紀一族の女性だったか。紀貫之にとっては名高い親戚という位置づけだったのかな?
人はなぜ歌を詠むのか?
「思ふことに堪へぬ時のわざ」
土佐の国から京まで、今の高知県から京都までか。
紀貫之一行が京にたどり着いた章では、一緒に帰京したかのようにほっとした。55日間の冬の旅だ。
Posted by ブクログ
平安時代の大歌人、紀貫之が女性になりすまして土佐から京の自宅を目指す旅を描いた日記文学の名作だ。
編者の「はじめに」を引用すると“笑いあり、涙あり、スリルあり、そして作品全編にただよう水の匂い。それが『土佐日記』の魅力”
時にはデーブ・スペクターにも負けないようなダジャレを繰り出し、紀貫之の堅いイメージがいい意味で崩れた。
また、この日記には様々な登場人物が詠む五十八首の和歌が出てきて和歌入門書としての側面もある。一番好きなのはこの和歌。
棹させど 底ひも知らぬ わたつみの 深き心を 君に見るかな
(棹をさして知ろうとしても測り知れない大海のように、深いご厚意をあなた方には感じますよ)
土佐を去る紀貫之との別れを惜しみ、見送りに来てくれた人たちへ送った紀貫之の和歌だ。きっと貫之は関羽のように義理人情に厚い男だったのだろう。
Posted by ブクログ
何となく読みたくなって気まぐれで購入。
面白い。
1話ずつ現代語訳→原文→解説・註釈の順に並んでおりとにかく読みやすかった。
多分最初に原文だと嫌になってたかも。好みの問題かもしれないが。
この作品は平安貴族・紀貫之による’女性になりすましたおじさんの旅行日記ブログ’。
高知から京都までの55日間のクルーズ旅行で起こったアレコレを女性のふりをして綴ったもの。
高知を出発する数日間ずっと飲んでる。やっと出立したと思いきやすぐに着岸してまた飲んでる。シケで停泊してイライラする中、海賊が近くに来たっていうので船頭に八つ当たりバチ切れしちゃう。船酔いでぐったり。家に着いたら着いたで、隣の人に4年間留守をお願いしていたのに家じゅうメチャクチャでしょんぼり。
任地で亡くした幼い娘に想いを馳せる時は一際哀切な歌を詠むのでその場面はストレートにグッとくる。しかし出発数日目には下ネタもかます。淡路の婆さん(「淡路の専女」)がお茶目。
個人的には十九日目がツボ。
高校古典の授業では冒頭の節を扱うけど、もっとフランクに教えてくれれば興味を持てただろうな、などと振り返ったり。
11刷
2021.4.6
Posted by ブクログ
やっぱ日本の古典はいいね〜
「分かる!」ってなるもんな
海外の古典、まぁ主にわいが読む海外の古典は中国が多いんだけど
たま〜にぜんぜん意味分からん!てなるときあるもん
もちろん個人差あるだろうし、あっていいんだが、少なくともわいは「分かる!分かるよ貫之!」てなるもん
やっぱ日本人なんやな〜って
繋がってるんやな〜って
わいってやっぱ大和撫子なんやな〜って
ん?
はい、『土佐日記』ね
あらためまして紀貫之です
紀貫之はもう全員知ってるものとして話進めます
土佐国の国守だった紀貫之が任期を終えて京の都に帰るまでの日記…のようなものです
土佐国の国守っていうのは今で言う高知県知事なんだけど、中央政府から派遣されてるので政治家ではなくお役人って感じですな
で、船でえっちらおっちら京を目指すんですが、なんと一行の侍女のていで書いてるんですわ
もう、60近いおっさんがですよ
ふざけてます
そして全編にわたって平安オヤジギャグ満載です
平安の文化人たちはこれ読んで貫之しょーがねーなーとか言ってたんでしょうか
もう勝手に親近感湧きます
で、そんな中に土佐の国で亡くした娘のこととか急に歌に詠んだりするので(´;ω;`)ブワッってなります
貫之ずるい
いや実際亡くしてるのでずるいとかいっちゃいけないんだけど、落差がね
そして五七五七七ですよ
なんだろね?
なんでこのリズムってこんなしっくりくるのかね?