榎本ナリコの作品一覧
「榎本ナリコ」の「センチメントの季節」「いちゃらぶしかない百合アンソロジーコミック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「榎本ナリコ」の「センチメントの季節」「いちゃらぶしかない百合アンソロジーコミック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
國學院大學文学部卒。1997年『センチメントの季節』でデビュー。『大人は判ってくれない 野火ノビタ批評集成』(野火ノビタ名義)で第3回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞。その他『時間の歩き方』、『世界制服』などの作品を手がける。「野火ノビタ」名義でも活動。
センチメンタルストーリー
最近ときめきがない日常でとてもセンチメンタルなコミックに出会った気分です。
片想いだったり踏み込んではいけない領域だったり、短編?でも繋がっているような良い話がいっぱいでした。
Posted by ブクログ
女性らしさ、に抵抗を持つ女の子、葉子
ゲイの男の子、花
ストレート、ノーマルな男の子、幹
この三人が高校時代に出会ってから社会人までの三角関係の話。
私自身10代の頃からスカートを苦手に思っており、制服すらも慣れるまでは苦痛でした。
「女」とか「女社会」のようなものに馴染めず、社会とも壁を感じていた頃に読んだこの本。
主人公の女の子に感情移入して「女って本当にめんどくさいよねぇ」とため息をついたり、
ゲイの男の子には不憫さを感じ入りながら読んでいました。
「性」というものを枷としか感じられなく、けれど確かにある自分の中の「女」を持て余していたあの頃。
初めてのキスで幹が発したあの言葉。
あ
型にはまらない性に目覚める時
甘酸っぱい恋心や無垢な純愛への憧れよりも、むき出しの生殖行為に思考の殆どを奪われていた制服時代を思い出す、そんなお話ばかりで昔を懐かしみました。最後は儚い結末ばかりですが、現実は殆どがそのようなものなのではないでしょうか。自分という存在は、決して報われないと思っていた制服姿の私に、この本を届けてやりたいです。