一機のB747-200にまつわる二つのストーリー、それぞれ1990年と2007年、が交互に進行。コックピット内の様子がリアルに描かれ飽きない。
このB747-200、二階席へは螺旋階段を登る。一度乗ってみたかったが、残念ながら機会がなかった。
カンニング竹山氏が解説を書いている。なんで?と思った
...続きを読むが、ご本人はかなりのヒコーキオタクらしい。「これまで飛行機に関するさまざまな本や雑誌を読んできましたが、ここまでこと細かに機体について書き記した作品はなかったと思います」。
これで中身がどんなモノか、想像がつくだろう。たとえば、「220ノット近辺を通過するときに機体が微かに振動した。747型機特有の共振領域通過である」。へー、知らなかった。
かといって、マニュアルではない。人が動かしている様子を楽しませてくれる。