作品一覧

  • 江戸の恋文
    -
    1巻836円 (税込)
    尼、後家、下女、他人の妾、女房の妹――それがどんな相手でも、恋をしたらいい仲になりたい。江戸期、そんなニーズに応える「恋文指南書(文例集)」があった。心を?む詞(ことば)、必ず色事ができる文(ふみ)の書き方、口説きテクの伝授、セックス指南まで、内容充実、それはまさに〝恋のテキスト〟だった。「恋文指南書」から読む、江戸の庶民の〈恋文〉文化。
  • 連歌とは何か
    3.0
    1巻1,485円 (税込)
    中世人がもっとも愛した文芸の全貌。創作しつつ味わい、味わいつつ創作する、機知と友愛のアート。二条良基・一条兼良・宗祗ら天才の仕事を軸に、能・茶・花をしのぐほどの人気を誇りながら、近代とともに忘れられた文芸の全歴史をたどる。[本書の内容]●長連歌の世界●連歌会の空間●式目の世界●「水無瀬三吟百韻」を読む●連歌七賢●天才宗祗とその弟子たち●安定と停滞 (講談社選書メチエ)

ユーザーレビュー

  • 連歌とは何か

    Posted by ブクログ

    連歌についての入門的解説書です。

    タイトルから、連歌の本質についての著者自身の考えがエッセイのようなスタイルで展開されているような内容かと思いましたが、連歌の基本的な規範と歴史を概観している、手堅い入門書といえるように感じました。

    連歌の歴史については、やはり盛期である中世が中心的にとりあげられており、とりわけ二条良基と宗祇については、その人物像にまで立ち入って紹介がなされています。また、近世以降の連歌についても、その担い手たちが果たした社会的な役割が解説されています。

    著者は、和歌と連歌のちがいについて、「一言でいってしまえばコミュニケーションの濃さ、もしくは「遊戯性」」を指摘すること

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    2023年12月08日

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