ジョージ・マクドナルドの作品一覧
「ジョージ・マクドナルド」の「カーディとお姫さまの物語」「北風のうしろの国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジョージ・マクドナルド」の「カーディとお姫さまの物語」「北風のうしろの国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
全体的に暗いトーンが漂う、おとぎ話・ファンタジーというよりは、人間の心の中に潜むできれば目をそむけていたいような醜さ(怠慢・傲慢・利己主義・裏切り・謀略)をこれでもかっていうほどデフォルメした物語になっています。 前作のゴブリンもなかなかイヤな奴らだったけれど、今作の人間ほどは酷くなかった・・・・そんな気がしちゃうぐらい・・・・(苦笑) そんな中で「お姫さま」であり「女中」であり、「大きな大きなおばあさま」でもある「善意」がとりあえずの勝利をおさめ、ハッピーエンド・・・・となるのかと思いきや、最後の最後でまたまた影をさして終わるというこの物語。 これはマクドナルドの抱えていた不安の表れな
Posted by ブクログ
なんだこれは。
ヘイトや無知無理解無関心と闘う話じゃないか。
これは絶対大人になってから読んだほうが面白い。
でも子供の頃に読んでいて良かった。細かい内容は忘れていたけれど。
残虐なことになりそうな予感をみせつつも、ひどい出来事はおこさせない。
子供向けのモラルを守ったままでも、こわいことは描けるのか。
子供にひどいことを伝えようとすると、見た目の怖さに気を取られて肝心の中身が伝わらなかったりするから、こういう配慮は大事だ。
拷問ではなく、拷問を発生させる状況の恐ろしさを描くような、配慮と信念のバランスが良い。
そういう部分が「銀の森の少年」と逆で好きだ。
訳がとてもいいけれど後書きの幸せ