河上邦彦の作品一覧
「河上邦彦」の「飛鳥を掘る」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「河上邦彦」の「飛鳥を掘る」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
飛鳥というと、点在する「謎の石」や古墳のイメージが先に立つが、本書が面白いのは、それらを"用途不明の遺物"で終わらせず、「石と水で組み上げられた都のシステム」として編み直しているところ。石造物は移動・転用で文脈を失いがちだが、酒船石を占い遊興施設として読む仮説を置くと、宮廷の快楽と呪術が同じ空間で呼吸し始める。さらに、飛鳥京苑池(白錦後苑)や嶋宮を「見世物の庭園」にとどめず、生産・備蓄も抱えた禁苑として捉えることで、政治・経済・儀礼が一本化され、都が"運用されている感じ"が立つ。
また、石溝がゴミ処理・トイレ・防火・冷却まで担う多目的インフラだという指