作品一覧

  • 危機の二十年 理想と現実
    -
    1巻1,573円 (税込)
    政治に対する倫理の優位を信じ望ましい政治秩序を構想する、変革の思想としてのユートピアニズム。現実を分析し、そのユートピアニズムの偽善を暴くリアリズム。戦間期二十年の国際政治に展開した理想主義と現実主義の相克と確執に分析のメスを入れ、時代と学問の力動的関係を活写する、二十世紀国際政治学の記念碑。(新訳)

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  • 平和の条件
    4.0
    1巻1,716円 (税込)
    第二次大戦下の1942年,ザ・タイムズ紙勤務時代のE.H.カーが戦後を見据えて発表した秩序構想.進行中の破局が19世紀秩序に根をもつとして,そこからの決別を唱え,20世紀的な現実に合わせた政治・経済・国際関係の変革の道筋を示す.ユートピア的思考が結晶化した本書によって,『危機の二十年』は乗り越えられた.

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ユーザーレビュー

  • 平和の条件

    Posted by ブクログ

    解説で翻訳者中村研一が当該原書が刊行された当時(1942年)のことを書いている。

    清水幾太郎は「私とカーとの結びつき(といっても私の片思い)は、戦争中それも東京の大空襲が始まる頃、彼の『平和の条件』をコッソリ手に入れてコッソリ読んで、非常な衝撃を受けることに始まります」。
    ・・・・驚くべきことに、戦時下の日本で本書の海賊版が出回っていた。宇品の陸軍船舶司令部で軍務についていた丸山真男は、その一冊を’45.4の広島で発見し、「これによって受けた感銘は船舶司令部に起居した半年の間のさまざまの思い出、その間に起こった世界史的な事件の生々しい記憶と共に永く私の脳裏から消え去る事はないであろう 昭和2

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    2025年10月26日

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