作品一覧

  • 刑事弁護人
    4.4
    1巻957円 (税込)
    「権力の暴走を許してはいけない」すべてが実話。迫力と感動の法廷ドキュメント罪を犯したかもしれない人物の車に警察が勝手にGPSを取り付け、徹底的に行動を把握する行為を繰り返していた――。令状なき捜査は許されるのか。警察が、一般市民の行動確認を行う危険性はないのか。2017年に「令状なきGPS捜査は違法」の最高際判決を日本で初めて勝ち取った弁護団。その弁護団を率いた女性弁護士の奮闘とチームの苦悩・活躍を描く。
  • 山田洋次
    4.0
    『男はつらいよ』シリーズで日本映画の金字塔を打ち立てた山田洋次監督。その最新作『おとうと』の撮影現場に3カ月密着。その膨大な資料と関係者への詳細なインタビューから、山田洋次が映画づくりを通して描こうとする真髄を探る。

ユーザーレビュー

  • 刑事弁護人

    Posted by ブクログ

    警察のGPS捜査の違法性を問うたノンフィクションです。小説タッチですが、講談社現代新書から発売されています。
     法廷物のミステリーを読んでいるかのようで最後までページをめくる手を止めることができませんでした。そして最高裁大法廷での弁論までたどり着くドキドキするドキュメンタリーです。刑事弁護の流れも詳細によく分かります。
     また、刑事弁護は、被告人のみならず国民の自由を守る砦であること、手弁当でやらざるを得ないことがわかりました。★5おすすめです。

    0
    2025年05月13日
  • 刑事弁護人

    Posted by ブクログ

    とても勉強になりました。もっとはやくに読めばよかった。裁判って縁が無いように思っていたけど、いつ何時裁判に関わるかもしれないと思いました。私には関係ないと思わなくなりました。

    0
    2024年12月23日
  • 刑事弁護人

    Posted by ブクログ

     警察のGPS捜査の違法性を問うたノンフィクションです。小説タッチですが、講談社現代新書から発売されています。
     法廷物のミステリーを読んでいるかのようで最後までページをめくる手を止めることができませんでした。そして最高裁大法廷での弁論までたどり着くドキドキするドキュメンタリーです。刑事弁護の流れも詳細によく分かります。
     また、刑事弁護は、被告人のみならず国民の自由を守る砦であること、手弁当でやらざるを得ないことがわかりました。

    0
    2023年06月01日
  • 刑事弁護人

    Posted by ブクログ

    あまり普段法律系の本は読む機会がないのでが、この本は読んで良かったなと感じた。犯人目線から始まるストーリーの序盤。先にどんな事件のことに関して展開されていくのかがわかって読みやすい。中盤は著者の裁判に臨む準備の話などがあって少し緩むが、終盤にかけて一気に展開が白熱する。最後は本当に一気に読み切った感じがした。

    なぜ被疑者(犯人)の弁護をするのか。この問いが出てくるが、著者の説明がとてもわかりやすかった。「「罪を犯すヤツの権利など守らなくていい」という考え方は、いずれ、罪を犯していない人間の権利さえも守られない社会を受け入れることになる」

    最後の場面は最高裁での弁論だが、ここがまたかっこいい

    0
    2020年07月02日
  • 刑事弁護人

    Posted by ブクログ

    全てが実話。迫力と感動の法廷ドキュメント
    のキャッチのとおり、いやそれ以上です。

    へたな法定物の小説が霞んでしまうくらい、わかりやすくおなかつ感動します。

    なんたって、最高裁大法廷ですよ。
    大法廷のすごさは本書を読めばわかります。
    圧巻は大法廷での弁論部分。緊迫感が違います。

    また、この本は亀石さんの人柄・考えが強く主張されている本だと感じました。結婚に至るエピソードもすごいし、人を巻き込む力もすごいです。
    これを読めば、彼女が選挙に出る理由もよくわかります。

    亀石さんたちにとってラッキーだったのは、被告が警察のやり方に納得せず、最高裁まで上告させてくれたこと。それ以外は弁護団の努力と

    0
    2019年07月08日

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