作品一覧

  • 経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた

    経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻2,420円 (税込)
    牛肉、ライ麦、チョコレート、にんにく、えび……18の食べ物を巡る知の冒険 ロンドン大学人気教授が書いたまったく新しい入門書 コカ・コーラで「新自由主義政策」、鶏肉で「不平等」、いちごで「オートメーション」…… 知っておきたい経済学の知識が身につく! 【推薦の言葉】 「名著だ。チャンは20年にわたり、ネオリベラリズムに代わるものを提供しようと精魂を傾けてきた。今、彼は研究人生の絶頂期を迎えている」――ダン・デイビース(英『ガーディアン』紙) 「チャンは複雑なことをわかりやすく説明するのが、ほんとうにうまい。料理でも、経済学でも、チャンの手にかかると、すこぶるおもしろい話になる」――ビー・ウィルソン(英『サンデー・タイムズ』紙) 「経済学の本を読んで、こんなに笑ったり、よだれが垂れそうになったり、反省させられたりしたのは初めてだ。楽しくて、深くて、食欲をそそる本だ」――ブライアン・イーノ 「素朴なネオリベラル料理だけで政策立案者たちは生きていけるという通念への見事な反駁の書。まさにご馳走のような一冊だ。世界各国の料理にまつわる機知に富んだ話とともに、経済の代案がずらりと並ぶ。ハジュン・チャンは本書によってあらためて、世界でも指折りのエキサイティングな経済学者であることを証明した」――オーウェン・ジョーンズ
  • ケンブリッジ式 経済学ユーザーズガイド―経済学の95%はただの常識にすぎない

    ケンブリッジ式 経済学ユーザーズガイド―経済学の95%はただの常識にすぎない

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    ケンブリッジの鬼才ハジュン・チャンによる、 初心者のための経済学入門。 「世界経済を破綻させる23の嘘」で経済学の通説をめったぎりにした 著者が、世界の全人々のために本腰を入れて書いた、経済学の正しい取扱説明書。 経済学を賢く使い倒すための本。 経済学者が決していわない経済学の5つの真実。 1 経済学の95%はただの常識にすぎない 2 経済学は科学などではない 3 経済学は、政治である 4 経済学者を信じてはいけない 5 経済学はあまりに重要だから、専門家の手に委ねるわけにはいかない こんな信念に従って、資本主義の歴史と経済の現実をリズミカルに解説していきます。 グローバリゼーションってほんとにいいの? 資本主義って、どんなふうに発展したの? 格差と貧困は、どうすればいいの? イノベーションって、どれくらい大事なの? などなど、タイムリーな話題も満載。 おもしろくてためになる経済学入門。
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

    グローバリズムが世界を滅ぼす

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻896円 (税込)
    世界経済でいま何が起きているのか? 「雇用や産業を保護するのは間違いで、規制撤廃こそ唯一の成長戦略であり、経済のグローバル化は歴史の必然だ」と言われるが、現実はまったく逆。グローバリズムこそが経済危機、格差拡大、社会崩壊を招くという世界経済の真実に迫る。 【目次】 第1部 グローバリズムが世界を滅ぼす E・トッド H-J・チャン 藤井聡 柴山桂太 中野剛志 第2部 グローバル資本主義を超えて  トータリズム(全体主義)としてのグローバリズム 藤井聡  新自由主義の失敗と資本主義の未来 H-J・チャン  歴史は繰り返す?――第二次グローバル化の未来 柴山桂太  国家の多様性とグローバリゼーションの危機――社会人類学的視点から E・トッド  新自由主義と保守主義 中野剛志 第3部 自由貿易とエリートの劣化 E・トッド 中野剛志 堀茂樹

ユーザーレビュー

  • 経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた

    Posted by ブクログ

    日本ではかは別にして、身近な料理、食材を題材に、広義の経済学視点で世の中を解説

    面白く読めて、紹介されてた文献にも手が広がりそうで、収拾つかない。ポチらずにいよう

    NHSの話、スイスの話

    たまたま喫茶店のマスターに紹介したり、イタリアンのお店の人がこれ読んでると、興味示してくれたり。読み終わったし、持っていくかな。

    0
    2025年12月25日
  • 経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた

    Posted by ブクログ

    著者の教養の高さがうかがえる。
    食べ物のエピソードと経済学の歴史や主張をわかりやすくまとめていて、読みやすかった。

    0
    2025年04月19日
  • 経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた

    Posted by ブクログ

    結論の章から引っ張ったアドバイスは
    以下のとおり。

    その1 いろいろなものを幅広く食べよう。
    その2 こころを開き、新しいものを試そう。
    その3 材料の出所を確かめよう
    その4 想像力を働かせよう

    これ、食べ物や料理の話ですが、
    経済学についても上記なんだってさ。

    おもしろかったです。
    本筋よりも、ところどころの蘊蓄が。とっても!

    経済学は自分にとって、全然面白くないですが、
    この本のお誘いによって、
    少し態度が変わるかもしれません。

    この本は特に面白いので、
    2周目読みます。

    0
    2024年03月15日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

    Posted by ブクログ

    警告の書、世界経済という視点からグローバリズムという経済活動を検証する

    グローバリズムがもたらしたものは、経済の自立を失い、国家主権さえ失ってしまう状況である。
    EUは、グローバル資本主義のもとに完全な自由貿易、経済的国境の撤廃がもっとも進んでいる地域。
    圏内で関税をなくし、通貨を統合した。しかし、その結果なにが起きたか。各国は通貨の切り下げなど金融緩和や財政出動もできず、独自の産業政策も不可能になりました。
    EUでの勝者は、ドイツだ。ユーロ安でドイツの輸出産業は大いに潤った。経済危機に瀕した国々を低賃金で下請けのように使いユーロ圏がドイツにとって開かれた市場であることをフル活用している。

    IMFによって改革された国、韓国も、グローバル化で破壊された国である。
    雇用の不安定化がもたれされた。雇用も自由化されて、労働市場の柔軟性を高めたことが、正規職から非正規職への置き換えが進んでいった。失業率は7.5%、就職準備をしている人をふくめると若年層の失業率は、20%である。
    つまり、IMF以降は、普通の会社、普通の働き方、普通の所得がなくなってしまったのです。

    グローバリズムは、短期的な数字を追う。そのために、設備投資、研修、リサーチといったことがおろそかになる。長期的に成長が必要なはずの生産性の向上や、所得向上のためのコミットメントも生まれない。
    その結果、技術開発は進まず、所得も増えず、成長が鈍化していく。目先のパイの奪い合いが行われるだけで、パイそのものを大きくするためのインセンティブはうまれない

    信号や、車線がない道はめちゃくちゃになって道路の効率性は著しく落ちる。同様に、単なるグローバズムが困難しかもたらさない。ある程度の規制がどうしても必要なのである

    人間の欲望を放置するのが、グローバル資本主義、欲望そのものを基準にしようとする、無法地帯になるのも当たり前なのです

    日本には日本的なものが残る。でもグローバル資本主義は、それが残らなくなるまでにグローバルしていく

    世界には、2つの未知の巨大リスクを抱える地域がある。それは、中国と、ドイツだ。

    日本は、人類学上の理由から、アングロサクソン・モデルとはきわめて異なった資本主義の調整されたモデルを示している。

    グローバリズムは、国境を前提としないもの、一方で、インターナショナリズムは、真逆の概念です。

    デフレをまねく、グローバル資本主義
     ①経済の不安定化
     ②実体経済への大きな影響―グローバル企業の巨大化
     ③格差の固定化
     ④危機そのものがグローバル化 ―リーマンショック
     ⑤お金第一主義、お金で換算できないものは見捨てられていく

    ネオリベラリズムは成長すらもたらさない
     失業の増大、格差の拡大、富が拡大するからがまんせよ ⇒ でも、実体は、そうなっていない

    二国間、多国間の自由貿易協定は、規制緩和をより強く要求内容になっている ⇒ これまで以上にスピードを増して、自国の産業育成が途上国にとってますます困難になっている

    第1次グローバル化 1870年代 ⇒ 大恐慌 ⇒ 第1次世界大戦で終了
    第2次グローバル化 現代 ⇒ 歴史に学べ

     共通事項
     ①多国籍企業の存在
     ②経済的な相互依存が平和を導くという学説の存在
     ③自由主義経済学が大いなる影響力をもった
     ④先進国と途上国との対立の先鋭化
     ⑤周期的な金融危機
     ⑥帝国主義

     相違事項
     ①国際通貨制度
     ②福祉制度の違い
     ③国際機関の存在

     ヨーロッパに期待する最善の策とは、ユーロの崩壊。アメリカの不確実性、そして、ヨーロッパの死。

    世界は大劣化している

    ⇒新自由主義にそまりきった、現代のエリートは国民の苦しみには無関心になっている
    ⇒ノブレス・オブリージュの放棄、それはグローバルなレベルで統治能力の危機が起きている

    グローバリゼーションの危機は民主主義の危機である
    経済の危機のみならず、民主主義の危機をも引き起こしている
    格差が広がり、すでに許容範囲を超えている
    エリートの責任はますます大きく、圧倒的なものになってきている

    日本の例として

    グローバリゼーションの対極は、ネーション
    言語、歴史、伝統、領土を共有し、日本のどこにうまれようが「俺たちは日本人だ」と了解し合える
    価値観を共有する集団として、ネーションはちょうど都合がよい
    つまり、国民意識のほうが、民主主義よりも先にあるのです

    自由貿易によって相手国との市場の激しい奪い合いが起きることもある
    さらにいうと、自由貿易と、安全保障とは関係がない。
    今我々日本人は、その実例をみているのです。

    目次
    もくじ
    第1部 グローバリズムが世界を滅ぼす
    第2部 グローバル資本主義を超えて
     トータリズム(全体主義)としてのグローバリズム
     新自由主義の失敗と資本主義の未来
     歴史は繰り返す?――第二次グローバル化の未来
     国家の多様性とグローバリゼーションの危機――社会人類学的視点から
     新自由主義と保守主義
    第3部 自由貿易とエリートの劣化
    おわりに

    ISBN:9784166609741
    出版社:文藝春秋
    判型:新書
    ページ数:256ページ
    定価:830円(本体)
    発売日:2014年06月20日第1刷
    発売日:2014年07月10日第2刷

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    2023年11月14日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現在の行き過ぎた(と個人的には思っている)グローバリズム、自由主義経済については懸念を感じている。という意味では自分は保守なんだと思う。一方で、本書にも書かれている通り、本来反対すべきグローバリズムを今の保守派が進めているのは、やっぱり謎。
    言葉の響きで単純に「よいもの」と思い込んでいるわけではないだろうし、必ずしも個人(および企業)が自己の利益のためのみに利用しているだけだもなさそうな。そんな謎に対する1つの考えも述べられています。
    個人主義、民主主義の行き過ぎ、識字率、劣化(本書ではエリート・指導層の劣化とあったが、国民全体の劣化ともいえるのではないか?)といったいろんな要素を絡めて考えていく必要があるようで。個人的にもちょっと今後も考えていきたいテーマ。

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    2016年12月14日

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