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「中村明一」の「日本人の呼吸術」「「密息」で身体が変わる(新潮選書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中村明一」の「日本人の呼吸術」「「密息」で身体が変わる(新潮選書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
虚無僧尺八の海童道祖の呼吸法「密息」。それは座禅の呼吸法でもあり、床に座る日本人が古来から行っていた呼吸法だとの気づき。
腰を落とし骨盤を後ろに倒すことで、お腹に息を入れやすくする。
息を吸うときも吐くときも腹をやや張り出したまま。それは和服の帯に腹を張るのと同じ動作。
この密息の呼吸法で、腰が据わり、身体が安定することによって、視点のフォーカスイン/アウトや倍音による音楽の従構造の音量と音質の重みなど、日本人独特の感性が説明できるとする。
腹式呼吸ではなく、腹を張ったまま息を吐きだす呼吸法は、馴染みがあるというよりは、やはり新鮮だが、個人的には水泳に使えそうだと感じた。
16-139
Posted by ブクログ
筆者は尺八奏者
■密息
尺八に伝わる呼吸方法
日本の身体意識・身体文化に密接に結びついている
尺八の音に魅せられて海外の音楽大学、大学院へ進学
胸式呼吸、腹式呼吸、逆腹式呼吸、循環呼吸とマスターするも、
尺八の演奏にはどの呼吸法もそぐわない
尺八は菅内の容量が非常に大きく、
世界的にも稀なほど大量の息が必要な楽器
虚無僧寺にて教わった奏法が密息
秘密の技法という意味ではなく、
「息をひそめる」、息を自他にわからせないようにするという意味
■密息の特徴
・大量に息が吸える
骨盤を後ろに倒すほど、吸える量が増える
・一瞬で吸える
鼻から吸うのが楽で、しかも音もなくできる
・強い安定感