ベルナルダン・ド・サン=ピエールの作品一覧

「ベルナルダン・ド・サン=ピエール」の「ポールとヴィルジニー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ポールとヴィルジニー
    3.8
    1巻990円 (税込)
    インド洋に浮かぶ絶海の孤島で、美しい自然と慈母たちに囲まれ心優しく育った幼なじみのポールとヴィルジニー。思春期を迎え、互いに愛の感情が芽生えた矢先、二人は無情にも引き離され……。19世紀フランスで一世を風靡し、かのナポレオンも愛読した幼なじみの悲恋の物語。

ユーザーレビュー

  • ポールとヴィルジニー

    Posted by ブクログ

    ナポレオンが愛読してた本を読めるなんてそれだけで凄い。光文社古典新訳文庫好きすぎる。作家兼植物学者っていう経歴も気になる。

    ジャック=アンリ・ベルナルダン・ド・サン=ピエール Jacques-Henri Bernardin De Saint-Pierre
    生年:1737年
    没年:1814年
    ル・アーヴルの中産階級の家庭に生まれる。国立土木学校を出て技術士官となり七年戦争などに従軍するが、同僚や上官と折り合いが悪く帰国。31歳のときにフランス島に赴任。そこからマダガスカルに渡って植民地を再建するという当初の任務を拒否してそのまま島に滞在し、島内旅行や植物学の研究に時間を費やした。1771年に帰

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    2025年01月07日
  • ポールとヴィルジニー

    Posted by ブクログ

    素晴らしい作品。
    純愛物語であり、ただの純愛物語ではない。

    ある意味シンプルな王道悲恋であるが、
    自然の中に生きることこそに幸福の道はあるというメッセージなどの哲学的・人生訓的な深みが一段奥に見える作品。

    18世紀から版を重ね続けているのは、何故なのか。

    これほどまでに美しい恋愛や自然描写。
    ハッとするほどに。

    自分以外の何者かに支配されたあくせくする日々をたた漫然と過ごすようになっている者に、
    この本は生きる意味を問いてくる。

    それでも、まず前面に出てくるのは、
    絶望的に美しい愛の物語。

    良書。

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    2019年09月20日
  • ポールとヴィルジニー

    Posted by ブクログ

    詩的な文章で、読んでいて楽しい。がしかし時折少々大袈裟…?と思うくらいロマンチックな言葉や言い回しが並ぶ。
    自然に囲まれ、閉鎖的にではあるが幸福に暮らしていたポールトヴィルジニー。しかし権力や社会に巻き込まれることでその幸福は崩れていく…。
    単純だけれど、自然への賛美と社会生活への批判が込められている。

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    2020年01月11日
  • ポールとヴィルジニー

    Posted by ブクログ

    所謂運命悲劇の物語。神様によって助けられ、豪華絢爛な生活をせず、質素倹約にそれでも幸せな毎日を暮らすポールとヴィルジニーとその母。
    そしてきっかけとなる出来事が起き一気に転落。
    物語としてよりも文学的価値の高い作品。一読の価値あり。

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    2014年12月31日
  • ポールとヴィルジニー

    Posted by ブクログ

    フランス島に住む二組の親子と彼らに仕える召使いたちのお話。

    良い家柄に生まれ地位のない青年と結婚しフランス島へやってきたラ・トゥール夫人。夫を亡くし途方に暮れていたところを、農村生まれで近所の貴族の青年にそそのかされて私生児を産み故郷を追われてフランス島に居着いたマルグリットに助けられて、二人で暮らすようになる。やがてラトゥール夫人にも娘のヴィルジニーが生まれらマルグリットの息子ポールと四人、そしてそれぞれに仕える黒人奴隷の召使いの6人で、慎ましく幸せな生活を送るようになる。
    お互いを唯一無二の兄妹であり幼馴染みであり愛おしい人と想い合うポールとヴィルジニー。幸せな暮らしは、しかしヴィルジニ

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    2025年04月18日

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