作品一覧

  • 「働くこと」を問い直す
    3.4
    1巻858円 (税込)
    戦後日本の中心には、常に「働くこと」があり、それがみなを豊かにすると信じられていた。しかし、そのしくみは、他ならぬ日本的「働かせ方」のグローバル化によって、破壊された。どこで道を誤ったのか。迷走する日本の労使関係の来歴をたどり、新たなしくみづくりに何が必要かを考える。

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ユーザーレビュー

  • 「働くこと」を問い直す

    Posted by ブクログ

    1980年代、日本の製造業、特に自動車産業が圧倒的な競争力を持ち、アメリカの自動車メーカーを苦境に追い込んでいた。さすがにアメリカだな、と思うのは、その時に冷静に、「何故、日本の製造業は強いのだろう」という問いをたて、それを政府や大学がきちんと調査をし報告書にまとめ、対応策を実行に移し、結局は日本に対しての産業競争力を取り戻し、現在では圧倒しているということだ。何だか、第二次大戦での日本軍、日本国の失敗とアメリカの成功を思い起こさせる話ではある。
    当時の日本の産業の競争力に話を戻すと、結局、日本企業の強みは、企業組織全体でみた連携の良さにあったのである。そのあたりを筆者は、下記の通り、詳しく書

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    2024年05月29日
  • 「働くこと」を問い直す

    Posted by ブクログ

    複業サラリーマンになろうと思い立った時から、「働く事」について考えてきました。

    タイトルがそのものズバリの本を見つけたので読んでみると、サラリーマンという労働スタイルが、その始まりから「一人ひとりが自分の関わった仕事の成果がどのようなものであるのかを難しくさせる」事が課題だったと知り、物凄く納得しました。

    働く事、特にサラリーマン生活について疑問を感じている人には、色々と得る事が多くとても面白く読めると思います。おススメです。

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    2018年05月06日
  • 「働くこと」を問い直す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会人になって数年経って、「何のために働くのか?」というストレートな質問に答えにくくなっている自分がいた。面接で会う学生さん、将来の子供に胸を張って話せるか…と思っていたときにタイトルに惹かれた。
    結論から言えば、冒頭の問いに明確な回答をくれる本ではなかった。『論語と算盤』を読んだ方が納得感あると思う。
    本書は労使関係、特に労働組合の変遷を辿ることで、過去には感じやすかった(ように思える)働くことの意義が、近現代の技術革新に伴って失われていったことに始まる。歴史の勉強という意味では学ぶことは多いと思う。
    近頃、日本でも欧米のようなジョブ型雇用を導入すべきと叫ばれて久しいが、そもそも雇用形態がな

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    2022年01月15日
  • 「働くこと」を問い直す

    Posted by ブクログ

    「労使関係は参加型民主主義のもっとも小さな単位だ」という考えのもと、「なぜ働くのか」「どのように生きるべきか」という問かけをもとに、戦後日本の労使関係を紐解く。
    グローバル化が進む現代において、迷走する労使関係の解決の鍵として、直接参加型の民主主義を説く。

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    2017年01月25日
  • 「働くこと」を問い直す

    Posted by ブクログ

    表題からはどうしても「哲学的」なものを感じてしまうのは自分だけかもしれない。
    内容は労働組合、経営者と主として経済学的見地から。
    あとがきにあるように、決して働くことの意義が最終的に述べられているわけではない。

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    2015年01月07日

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