作品一覧

  • 学校で教えてくれない音楽

    学校で教えてくれない音楽

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻858円 (税込)
    学校の音楽の時間が大嫌いだったあなた。合唱のとき、笑顔で裏声を出すのが苦痛だったきみ。「音楽の根っこにある一番大事なものしかない」瞬間を知ったなら、「音楽って、それだけじゃない」とわかる。孤高の即興演奏、テレビドラマ、CMから爆音まで、百戦錬磨の音楽家が語る「音楽の原石」の面白さ、そのつかみとり方。
  • 現代思想 2015年10月臨時増刊号 総特集◎安保法案を問う

    総特集 安保法案を問う

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,430円 (税込)
    安保法案閣議決定、集団的自衛権の限定容認へ 平和主義、立憲主義、民主主義をめぐる集合的想像力が、 いま一つの法案を巡って爆発的に展開されつつある。 この出来事から私たちはいかに思想を構築しうるだろうか。 本当の意味での当事者性、プラグマティックな状況分析、 歴史への想像力が試されている。 思考もよって思考を触発し、討議の場を開いた必然的特集。
  • 藤倉大のボンクリ・アカデミー 誰も知らない新しい音楽

    藤倉大のボンクリ・アカデミー 誰も知らない新しい音楽

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,870円 (税込)
    ※電子版においては、権利の都合上、楽譜の一部にモザイク処理をほどこしています。 “Born Creative” Festival(略称「ボンクリ・フェス」)は2017年から東京芸術劇場を舞台に展開されているボーダレスな音楽祭。 「ボンクリ・フェス」のアーティスティック・ディレクターをつとめる作曲家・藤倉大が、「アヴァンギャルドだけどおもしろい」4人の音楽家をゲストに、未知の音楽を知る喜びを語りあった連続講義「ボンクリ・アカデミー」を単行本化。 『あまちゃん』の音楽で知られる前衛・即興音楽家の大友良英による「作曲」講座を皮切りに、異次元の音楽空間をつくりだす電子音楽家・檜垣智也、現代の尺八道をきわめる藤原道山、三味線で現代音楽を席捲する本條秀慈郎が登場し、音楽を深掘りする楽しみを披露。最後は藤倉大が吉田純子を聞き手に「新しい耳のつくり方」を伝授します。 人生の喜びとは学ぶこと。 ボンクリ・フェスにこんなにたくさんの全然違う分野で活躍するアーティストが集まるのなら、僕ひとりが学ぶのではなく、これらのアーティストの重要な考えや思いを記録して、今、そして未来のみんなが学べるように残せないものか。 ──藤倉大(「おわりに」より) 2021年7月から9月にかけて朝日カルチャーセンター新宿教室がおこなった東京芸術劇場提携オンライン講座を書籍化。
  • ぼくはこんな音楽を聴いて育った

    ぼくはこんな音楽を聴いて育った

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,716円 (税込)
    1959年から79年まで、音楽家・大友良英が、幼少期から思春期までに影響を受けた、歌謡曲、ポップス、ロックやフリージャズの数々と、抱腹絶倒のダメダメ話。楽器なんて全然できないくせに尽きない音楽への憧れが巻き起こす、笑いと涙の青春エッセイ!
  • 見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

    見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

    ビジネス・実用

    4.8
    1巻1,760円 (税込)
    ノイズ、即興音楽から「あまちゃん」まであらゆる枠を超えて活動する音楽家・大友良英氏と、幅広く「医療」をとらえこれからのあり方を模索する、今注目の東大病院医師・稲葉俊郎氏。異分野で活躍するふたりは、お互いに「未知の扉を開けてくれる」存在としてリスペクトし合っています。それぞれの原点、受け取ってきたものや今を形づくっているもの、ふたりの活動にも大きな影響を与えた3.11当時のこと、そしてこれからの果たすべき役割について語り合った記録。お互いに投げかけた「10の質問」や好きな音楽と本のセレクトと解説など、書き下ろしも満載。 書籍デザイン:木村 豊(Central67) 撮影:齋藤陽道

ユーザーレビュー

  • 見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

    Posted by ブクログ

    音楽と医療の重なるところが興味深く浮かび上がってくるお話でした。

    部分と全体。全体と部分。
    多様性と調和。
    専門分化と協働。

    視野が広がり、思い込みが緩む感じがして、おもしろく読みました。

    0
    2025年04月05日
  • 見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

    Posted by ブクログ

    おふたりの空気感が心地良すぎて
    読み終えるまでの2時間が一気に過ぎました。
    私と誰かの対談が書籍化される世界線は今世ではなさそうですが
    それでもいいかなと思えてしまう、諦観のようなものも残っています

    0
    2024年01月27日
  • 見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

    Posted by ブクログ

    P64
    稲葉 姿勢を整えて、体と心の状態を整えて、そこで初めて自分の字が書ける。僕はそれって極めて医療的だなと思ったんですよ。体や心を整える技そのものが。
    大友 つまり文字を書くことを通して、まず体の「型」を作るところから整えていくと。
    稲葉 そうなんです。「型」さえ作れば、あとは自ずからその人の文字が表れてくる、という発想なんですよ。弓道にしてもアーチェリーみたいに力や道具に頼るんじゃなくて、体の「型」を整えて、その動きに従ってやると、本当に90歳の人でもパット弾けて真ん中に当たる。それは当てるんじゃなくて、自然とそこへ向かっていく、という発想なんです。「道」というのは、自分の体をいかに使うかということを追求した技術や叡智の集大成なんですよ。

    P210
    稲葉 まさに民俗学者の折口信夫が言っていた「まれびと」に近い存在ですね。全然違う文化からやってきた人はまれびとで、何かよきものをもたらしてくれる存在だと考えられていました。全然違う文化の人が入ってくると関係性が変わると思うんですよね。それを大切にしましょうね、ということが日本のあちこちに残っている。それを恐れとして捉えてしまうと、排除するしかない。秩序を壊す恐るべき存在になってしまう。

    巻末で紹介されていた本・音楽
    大友良英
    ・殿山泰司『三文役者あなあきい伝 Part1 Part2』(ちくま文庫)
    ・田中克彦『ことばと国家』(岩波新書)
    ・ビル・エヴァンス&ジム・ホール『アンダーカレント』
    稲葉俊郎
    ・井筒俊彦『意識と本質』(岩波書店)
    ・河合隼雄『昔話の深層』(福音館)
    ・加藤周一『日本その心とかたち』(徳間書店)
    ・武満徹『音、沈黙と測りあえるほどに』(新潮社)
    ・ねじまき鳥クロニクル
    ・ジョン・レノン『MIND GAMES』
    ・ニーナ・シモン『Nina Simone and Piano』
    ・ローランド・カーク『Volunteered Slavery』

    0
    2019年09月23日
  • ぼくはこんな音楽を聴いて育った

    Posted by ブクログ

    著者の幼少期から青年期までの生い立ちと、タイトル通りの聴いてきた音楽の紹介。
    「あまちゃん」の音楽でブレイクするまで、著者のことはずっとアングラの人だと思っていたが、経歴を見るとそうでもなかった模様。
    本文が語り口調なので読みやすく、途中に挟まれる他のライターによる解説のコラムも本文の内容をうまく補足してくれて、総合的に大変わかりやすくなっている。
    本書を読んで、またさらに聴いてみたい音楽が増えた。
    本書は青年期までしかカバーされていないので、その後大友青年がどうなって今に至っているかにも非常に興味を覚えたが、あとがきでは3部作として書いてみたいと思っているとの記述があったので、期待して待つことにしよう。
    あと、著者は幼少期に団地住まい、その後地方へ引っ越しというところは私と同じだったのでそこに親近感を覚えた。

    0
    2017年12月16日
  • 学校で教えてくれない音楽

    Posted by ブクログ

    著者の大友良英氏は,即興演奏やノイズミュージックなど,実験的
    なジャンルで活躍してきた音楽家で,一般参加型の音楽プロジェク
    トや障がいをもつ人々との音楽ワークショップなど,音楽の可能性
    を探る試みを国内外で手がけてきた方でもあります。そんな大友さ
    んがその名を知られるようになったのは東日本震災の後。高校時代
    を過ごした福島で立ち上げた「プロジェクトFukushima!」が話題と
    なり,NHKドラマ「あまちゃん」の音楽を担当したことで,一気に
    ブレイクします。

    音楽家でありながら,小学校での音楽の授業が大嫌いだったという
    大友さん。本書は,そんな大友さんによる,一般の人を相手にした
    音楽の授業の記録や音楽仲間との対談,自伝的音楽論で構成されて
    います。音楽のあり方がテーマですが,教育のあり方や社会のあり
    方まで射程に入った,実に刺激的な議論が展開されています。

    本書を読もうと思ったのは,ラジオで大友さんの話を聞いたことが
    きっかけでした。その訥々とした語りの中で,大友さんが問うてい
    たのは,多様な人々と共に生きるための方法であり,そのための音
    楽のあり方でした。そのことに感動し,興味をそそられたのです。

    学校で教える音楽は,多様性の対極にあります。バッハやベートー
    ベンやモーツァルトは教えられるけれど,三波春夫が教えられるこ
    とはない。ロックやポップスを教える先生はいるけれど,それだっ
    て「こういう素敵な音楽があって,それを歌ったり演奏しましょう」
    という意味では,やっていることは変わらない。大友さんが目指し
    ているのは,「そうでないところから始めてみることはできないか」
    ということ,最初から決められた音楽,「こういう音楽をやる」と
    いう目標があるのではなく,「とりあえず出た音を受け入れてみて,
    それで考えて行くみたいな音楽は出来ないか」ということです。

    「とりあえず出た音を受け入れる」という観点からは,音痴なんて
    概念は存在しなくなります。むしろ,本人ですら予測できない音を
    出すという意味では,非常に「かっこいい」ことになる。そうやっ
    て既存の概念や常識を一つ一つ外していった先に残る音楽とは何か。
    音楽の喜び,人と何か一緒にやることの楽しさとは何か。

    大友さんは,音楽そのものよりも,「場」をつくることに興味があ
    ると言います。確かに,どんな音も「場」=文脈次第で意味が変わ
    るという意味では,音楽の本質は,「場」にあるのかもしれない。
    「場」とは,その時々に立ち現れる社会,でもありますから,結局,
    大友さんのやろうとしていることは,音を通じて,どんな社会を立
    ち上げるかということなんですよね。とりあえず受け入れながら,
    共につくりあげていく社会。そんな社会のあり方を大友さんは模索
    しているのだと思います。

    場づくりに関わっている人,教育に関心のある人には,特に実りの
    多い一冊となることでしょう。自由に,軽やかに生きる極意を学ば
    せてもらったようにも思います。

    とても素敵な一冊ですので,是非,読んでみて下さい。

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    ▽ 心に残った文章達(本書からの引用文)

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    バッハが学校の音楽室に居ても可笑しくないけど,三波春夫だとち
    ょっと違和感があるっていう感じ…僕が「音楽」って言葉が全ての
    音楽をカバーしていないって言うのは,そういうことなんです。

    「音痴」っていう考え方もないです。というか,その言葉,何だか
    よくわからない。(…)それは「自分で予測がつかない声」が出る,
    ってことじゃないですか。それは楽器として考えたら,すごいです
    よね。まるでシンセサイザーみたいな。(…)一音目が「えいっ」
    って,どこから出てくるのかわからないというのは,かっこいいな
    あと思っちゃいます。私。予測もつかない音が出るって,相当にか
    っこいい。(さや)

    アンサンブルの面白いところは,これは別に子どもでも大人でも関
    係ないけれど,ひとりだと「プ!」っていう音なのに,全員で出す
    と「ブァッ!」っという大きなかたまりの音が出る。自分ひとり以
    上の何かになるところで,その面白さの感覚が味わえると,もうそ
    れだけでずいぶん変わると思うんですよね,一緒にやるっていうこ
    との意味が。

    ひとりだととてもできないけれど,何人か集まればなんかできる,
    曲にはならなくても,なにか面白いことはできる,っていうような
    ことを,ここではやっているんです。音を出すことで社会をつくっ
    ていくような,そんな方法です。今まで,そういう音楽のあり方っ
    て,なかったような気がするんですよ。「何かの音楽」のようにな
    らないとダメだっていうのが標準だったから。

    何かの音楽になることを目指すんじゃなくて,何かわからないけれ
    ど自分たちで音楽みたいなものを作って,あるいは,音楽かどうか
    も分かんないけど,「なんじゃこれ」みたいなものをつくって,そ
    れを面白がったり「それでいい」って言える大人たちがいるってこ
    となんだと思います。

    サンバを習いに行ってよかったことは,「リズムって,ひとりで作
    るものじゃないんだ」ってことに気づくことができたことです。そ
    れまではずっと,リズムはひとりでなんとかするものだと思ってい
    たけれど,そうではなくて,複数で「引っ張り合うもの」なんだ,
    と。これは大発見でした。

    みんなでわーっと音を出しているカオスの状態もいい。その居心地
    のよさは,まさに竜宮城というか,天国というか,みんなが勝手に
    ただ音を出して,楽しそうにしていて,まとまりがあるのか,ない
    のかも,わからないけれど,音がやたら生き生きしている状態。僕
    にとっては,それはある種の理想郷です。音楽が「音楽としての価
    値」を持つ前の状態のようなもの。「音を出す喜び」みたいなもの
    だけが,いっぱいに漂っている状態が素敵だなって。豊かさって,
    こういうことなんだなって思うんです。

    音が「音楽になる」ためには,技術的な理由よりも,音楽が生まれ
    る「場」をつくることのほうが重要だと思っているんです。僕が考
    えているのは,「指揮者や作曲家が自分の音楽を実現するために多
    くの人を使う」みたいなことではなく,その場にいる人たちが,自
    分たちの今現在もっている力で音楽を作り出していくような方法で
    す。

    音楽的な弱者と,楽器の出来る人が両方いるからこそ出来る音楽,
    そんな音楽のあり方があってもいいんじゃないかなって思います。

    多分,僕は,音楽が単体でなりたつものではなくて,「場」そのも
    のを生み出す原動力のようなものであって欲しい,って考えている
    のかもしれない。ただいい音楽が演奏されればいいというものでは
    なく,いったいその演奏が行われている場ってなんなのか,そのこ
    とに強くこだわりたいんだと思います。
    それと同時に,文脈は一つじゃないし,歴史の見かたもひとつじゃ
    ないってことにも,強くこだわりたい,そう思っています。同じも
    のですら「場」が変われば意味が変わるように,人も音楽もひとつ
    の価値観に縛られる必要はないし,みんなが同じ方向を向く必要も
    ないと。

    そのうえでアンサンブルをしていくってのはどういうことなのか。
    そうやって音楽を作ると,いったいどんな音が響くのか。どんな
    「場」が生まれるのか。そんなことをもっともっと考えた方が,世
    の中は面白くなるんじゃないか。

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    ●[2]編集後記

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    友人が北海道でスキーに行ったまま、遭難し、行方不明になってい
    ます。ニュースを確認しましたが、既に捜索活動は打ち切られている様子。無
    事を祈りたいですが、既に連絡を絶ってから一週間経っているので、難しいのか
    もしれません。

    彼とはまだ知り合って2年に満たないくらいで、そんなに会っていたわけではあ
    りません。でも、何だか特別な存在の人でした。それは、彼のご子息の話を聞
    かせてもらったからだと思います。彼のご子息は、病気だか生まれつきだかで
    肢体麻痺だったのですが、何年もの間、ご夫婦で毎晩、ご子息の身体をマッサ
    ージし続けた結果、奇跡的に回復したのだそうです。

    奇跡が起きたことに、彼は心から感謝していました。そして、ご子息の麻痺があ
    ったからこそ、家族の絆が特別なものになり、自分も生き方や考え方を変えるこ
    とができたと、そのことにも感謝をしていました。

    そういう経験をしてきた人だけが持つ心の大きさ、優しさが彼にはありました。
    そういう人と出会えたこと、話を聞かせてもらったことを、僕は特別なことに感じ
    ていました。

    そんな彼がもうこの世にはいないのかもしれない。そのことが信じられません。

    0
    2015年03月20日

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