この本の肝は、2×4連鎖型IMCマップにあると思う。
1)ONE to ONE
一人のターゲットを徹底的に観察し、仮説の糸口をつかむ。
2)N to ONE
一人のターゲットを多数の裏づけで納得してもらう。
3)ONE to N
潜在するターゲットに一気に情報を届け、話題を喚起する。
...続きを読む4)N to N
振り向いたターゲットが次々と伝達者になり広がっていく。
このプロセスに対して、世の中のPRの構造を把握して、
しかるべき相手に、相手の必要とする情報を提供し、
話題が広がる仕組みを仕掛けることを説いています。
その仕掛けるポイントが、従来のTV一辺倒ではなく、
雑誌媒体、Web、TV番組等の様々なメディアの連鎖反応を
理解して、必要なところにおいていくというのが秀逸。
PRの仕組みの徹底した理解と関連する人脈、
人々が話したくなる話題のクリエイティビティーがセットになって、
初めて狙ってできるようになると感じました。