管理職になるには要領の良さが必要だとわかったこと、また要領の良い人の秘訣や習慣から、自分と一致している部分不一致の部分を考えることができてよかった。
要領のいい人ほど、幸せに働いているというのは、実体験としてたしかにな〜と思った。
以下、メモ
要領がいい…物事の処理や立ち回りがうまい
→管理職(=出世した人)が、もっとも身につけておかなければならない能力
「要領よく出世する人」は、「要領の悪い人」と比べて、圧倒的に幸せに働いている
■8つの秘訣
①成果を上司に与えている
② 要領よく出世する人は、各担当の隙間に落ちる仕事をどんどん探し、対応している
…先手を打ち落ちる仕事について考えて提案していくと、自分の意見が通りやすい
…あいまいさをマネージするのが管理職そのもの
③会社を高い視点から構造的に見て「実力」の意味をよく把握し、場合によっては年功序列も実力主義になることを理解している
④実力以外に何が出世に必要なのかをしっかりと認識し、そのチャンスをつかむように努力している
⑤意見をクリアに主張しつつも、決してゼロイチ議論には陥らない
…物事のメリットとデメリット両方を睨みながら程度(量)の議論をし、落としどころを模索して判断する
⑥多くを望むことがあっても、その一方で自らがいかに恵まれているかをよく知っている
⑦要領よく出世する人は人事制度をしっかりと読み込み、理解し、会社の中でどう動けばいいのかを熟知している
⑧今の仕事が不本意でも、それをしっかりと遂行しつつ、少しでも希望に近づけるにはどうするべきかを考えて提案し、仕事をする
■コンセプチュアル・スキル
全体観をもち、将来像を描くための論理的思考、問題解決力、応用力
コンセプチュアル・スキルを表現するフレームワーク:一般環境のPEST(P=Politics, E=Economy, S=Society, T=Technology)が、3C(Company, Customer, Competitor)というタスク環境に影響を与え、その中で企業が勝ち残るために必要な鍵(KSF:Key Success Factor)が導かれる。そしてそのKSFを実現するために、企業は7S(Strategy, System, Structure, Shared Value, Style, Staff, Skill)という経営要素を工夫していく。
■20の習慣
①「上司の上司」視点で考える
②裁量を適切に認識して仕事を遂行する
③同僚に勝つことを意識して仕事をしている
④多様性を楽しんでいる
⑤上司の弱みも把握しフォローしている
⑥自社製品の問題点に焦点を当てている
⑦100点は目指さない
⑧プレゼンのトレーニングには努力を惜しまない
⑨言葉の定義をしっかり意識している
10制度と運用をわけて考えている
11冷静に確率を見ている
12どんな年齢の人とも打ち解けている
13成功したときこそ反省している
14自分の普通を常に疑っている
15定期的に能力を棚卸ししている
16まずは人の話を聞いている
17メンターを持ち、メンターになっている
18他部門に入り込もうとしている
19違う環境に溶け込める能力を養っている
20私心を大切にしている