作品一覧

  • 「気づき」のがん患者学 サバイバーに学ぶ治療と人生の選び方
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    1巻968円 (税込)
    自分ならどうする!? ゲノム医療時代のがんとの新たな向き合い方、付き合い方 オーダーメイド医療が実現しつつある昨今、患者にとってできるだけよい治療と人生の選択肢とは?――20年以上、がん治療の現場と患者を取材し続けてきた著者が数多くの実例から考察。 最新治療の恩恵を取り入れつつ、仕事も人生もあきらめない方法など、100人を超えるがんサバイバー達との対話から得た貴重な知見を伝える。 がんゲノム医療による「プレシジョン・メディシン(精密医療)」が進み、現場も一変した今、患者の本音や選択から、「自分だったらどうするか」という当事者の視点で考え、新たな発見やヒントをつかみとってほしい――がん闘病者から、がん検診受診者まで、がんに無関心ではいられない人たち必読のルポルタージュ。
  • きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる?
    3.9
    1巻850円 (税込)
    ニートの弟、未婚の姉、非正規の妹、親の資産を浪費する兄……。未婚化や雇用の不安定化で、自立できず、頼る家族も持たない「きょうだい」が増えている。親亡き後は誰が支えるのか? きょうだいの不安定化が幸せを左右する時代がくる。
  • &BOOKS 20年履ける靴みがき
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    自由大学の講座「20年履ける靴に育てる」で、靴みがきの魅力にはまった9名の生徒たちによる、珠玉のフォトストーリー。【目次】〈まえがきにかえて〉だれかの靴を磨くという「贈りもの」(「自由大学」講師・明石優インタビュー)/〈靴みがきの物語〉営業マンの心得を教えてくれた先輩の靴/うまく磨けなかった「心残り」を次に/登山仲間が街で履く靴を磨いたら/再会した親友が披露宴で履く靴/「新品みたい!」と娘たちが歓声をあげたブーツ/おじいちゃんの足、こんなに大きかったんだ/お気に入りは、憧れの祖母のおさがり/おしゃれに無頓着な弟が、友人の結婚式で履く革靴/結婚20年の妻の靴をそっと磨いて靴箱へ著者プロフィールページ【著者プロフィール】ライター、編集者。1972年生まれ。上智大学文学部卒。朝日新聞出版『AERA』スタッフライターを経て、フリーランスに。主に、医療・介護・コミュニティ・ワークライフバランスなど、人々の暮らしにまつわる主題に取り組む。科学・技術と社会をつなぐコミュニケーターに注目し、先端技術と医療倫理、震災と地域など、幅広く取材する。近年力を注いでいるのが、がん・認知症当事者のルポルタージュ。また、『AERA』の人気連載「現代の肖像」をはじめ、人物ノンフィクションも数多く執筆。

ユーザーレビュー

  • きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる?

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    きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる。平山亮先生と古川雅子先生の著書。家族や兄弟はお互いに面倒を見るという以前の常識はもう通じなくなっていて、家族や兄弟はお互いに面倒を見るというのが非常識になる時代になっているのかも。ニートの弟、未婚の姉、非正規の妹、親の資産を浪費する兄という例もあったけれど、他の家族や兄弟が面倒を見る必要はないし、それこそ国が面倒を見るべきです。

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    2020年09月26日
  • きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる?

    Posted by ブクログ

    「潰してしまってもいい子」の話はショックだった。
    所得の再分配後に貧困率が上がる話(OECD諸国で日本だけ)も数字で見ると強い印象が残る。
    現在の福祉モデルがもうダメになっていることがわかった。戦後の数十年しか対応できないモデル。

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    2018年05月08日
  • きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる?

    Posted by ブクログ

    実に面白かった。兄弟の経済格差は実は社会問題の格差の問題であること。家族の問題は実は社会構造そのものに規定されていること。そもそも、戦前は夫婦でも子供がいない夫婦も多くて養子制度が幅を利かせていたこと。核家族化というのは、いままでの大家族制度を維持したままで、戦後の高度成長期という国家による扶養によって可能となった一時的な社会現象であったこと。現在直面している家族問題が、近現代史の社会構造と社会史経済史と無縁ではないこと。貧困問題、家族問題、家族の在り方、介護問題の在り方はもっと時空間的にひいて見ないと問題の所在を見落とすということであり、きょうだい格差(きょうだいリスク)はそのような背後があ

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    2016年10月06日
  • きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる?

    Posted by ブクログ

    コロナ禍で、きょうだいリスクは多くの人が痛感したのではないかと思う。対等な関係をもち、お互いさまで長い期間の中で助け合えるのがいちばんなのだと思う。一度、経済的な自立からこぼれてしまうと、這い上がるのは本当に難しい。勝ち・負けという意識がなくなればいいのだけれど。今の家族形態や働き方が、今の時代に生きてたら当然と思ってしまっていたけど、ほんの数十年のことだったのかと改めて新鮮に驚いた。

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    2021年08月24日
  • きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家族頼みの中負担福祉体制がきょうだいリスクで見えてくる。家の存続が前提であれば、子がなければ二人以上いるところから養子をとるから、家産も受け継げた。家族主義と家制度を存続させないと決めてそれでも自己責任というなら、人口はどんどん減るだろうし、出られる能力のある人間は海外に出るだろう。ポルトガル化するのかな。

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    2019年10月01日

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