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Posted by ブクログ 2020年09月26日
きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる。平山亮先生と古川雅子先生の著書。家族や兄弟はお互いに面倒を見るという以前の常識はもう通じなくなっていて、家族や兄弟はお互いに面倒を見るというのが非常識になる時代になっているのかも。ニートの弟、未婚の姉、非正規の妹、親の資産を浪費する兄という例もあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月06日
実に面白かった。兄弟の経済格差は実は社会問題の格差の問題であること。家族の問題は実は社会構造そのものに規定されていること。そもそも、戦前は夫婦でも子供がいない夫婦も多くて養子制度が幅を利かせていたこと。核家族化というのは、いままでの大家族制度を維持したままで、戦後の高度成長期という国家による扶養によ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月24日
コロナ禍で、きょうだいリスクは多くの人が痛感したのではないかと思う。対等な関係をもち、お互いさまで長い期間の中で助け合えるのがいちばんなのだと思う。一度、経済的な自立からこぼれてしまうと、這い上がるのは本当に難しい。勝ち・負けという意識がなくなればいいのだけれど。今の家族形態や働き方が、今の時代に生...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月16日
きょうだい関係は、ほぼ同世代で生じる格差問題であり、世代間格差とは様相の異なる新しい課題である。家族内問題だったきょうだいが、単身急増社会で身内で支えられなくなってきた。親を看取った後に老いた兄弟の支え合いまで手がまわるのか。
改めて、世帯主+専業主婦+子ども二人というニューファミリーのしくみのひ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月03日
「きょうだい」のなかに、独身、無職、孤立等、生活に不安を持つ人たちがいたら。将来、かれらの面倒を見るのは誰なのか。
最近は「きょうだい」の世話に苦しみ、世話をしている当人まで貧困状態に陥るケースも多いという。これまで確かに存在していたのに、ほとんど無視されていたリスク。
著者は原因を社会の福祉シ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月01日
家族頼みの中負担福祉体制がきょうだいリスクで見えてくる。家の存続が前提であれば、子がなければ二人以上いるところから養子をとるから、家産も受け継げた。家族主義と家制度を存続させないと決めてそれでも自己責任というなら、人口はどんどん減るだろうし、出られる能力のある人間は海外に出るだろう。ポルトガル化する...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月11日
本を読む前から分かっていた事だけれど、きょうだいリスクを下げる為には、親が元気なうちに話しておくこと。
読んで恐ろしいと思ったのは、民法上で「扶養する義務がある」と下される可能性があること。
少なくない借金を抱える非正規雇用・独身のきょうだいとは過去に衝突があり絶縁状態。今は親が面倒を見ている状況...続きを読む
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