作品一覧

  • 「食いもの」の神語り 言葉が伝える太古の列島食
    値引きあり

    「食いもの」の神語り 言葉が伝える太古の列島食

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻748円 (税込)
    貝・菜・魚・肉・果・豆・根・米・餅・塩・酢・酒・贄……、記紀・万葉などを手がかりに、食を表すことばを読み解き、日本列島に太古から生きていた人々が何を食べて命を繋いできたのかを検証する。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 塵袋1

    塵袋

    小説・文芸

    3.5
    1~2巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 六百余の言葉について考証をつらねた、鎌倉時代の百科全書的言語エッセイ集。後世、蓋嚢抄・塵添蓋嚢抄の中核部分として知識層の虎の巻となったこの書を、綿密な注釈で。
  • 地名の原景

    地名の原景

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻910円 (税込)
    野・山・川など、地名に使われる普通の言葉のもとの意味を探るなかから、文字以前の時代の列島の風景と人の暮らしを再構成する。
  • 神さまたちの由来 日本「多神信心」のみなもと

    神さまたちの由来 日本「多神信心」のみなもと

    小説・文芸

    -
    1巻1,012円 (税込)
    「正直の頭(こうべ)に神宿る」「苦しいときの神だのみ」「触らぬ神に祟(たた)りなし」「お客様は神さまです」・・・・・・さまざまな慣用表現に半ば自然に出てくる、日本人の神意識の根っこやみなもと。それは、遠くどのあたりから発し、人々のどんな思いや願いに根ざしているのか。古事記・日本書紀・風土記などのいわゆる初期文献から、王朝の日記、物語、歌謡や古辞書、延喜式などの漢文資料まで、神々をめぐる多様な言葉の世界に、この国のカミとヒトの関係の原景を探っていく。

ユーザーレビュー

  • 地名の原景

    Posted by ブクログ

    地名は地図の記号ではない。人が大地と向き合い名づけることで結ばれた記憶の糸である。その糸を一つひとつ手繰り寄せる本だ。
     山、川、浜、原。素朴な音の奥に狩りや祈り、恐れや恵みが折り重なる。その音に後から漢字を当てはめたとき意味は整えられ原景は覆い隠されてしまう。
     便利さの陰で私たちは土地の声を聞き逃してきたのではないか。地名に耳を澄ますことから見えてくる足元の歴史を今一度見つめなおす必要があろう。

    0
    2025年12月31日
  • 「食いもの」の神語り 言葉が伝える太古の列島食

    Posted by ブクログ

    万葉言葉から、古代の生活を組みたてる本。私がこの著者を信頼するのは、まるで縄文から使われてきたような古い言葉だとは滅多に言わない。それなりに節度を持って、言葉の考古学を構築しているため。

    ・スサとは「吹きスサぶ・荒れスサぶ」。ヲは男。スサノヲに意訳の記載はなく、一貫して素戔嗚尊。スサノヲに該当する嵐は、漢土になく訳語も無いとされていた。
    ・メ(芽-目)、ハ(葉-歯)、クキ(茎-歯茎)、ハナ(花-鼻)、ホ(頬-穂)、ミ(実-身)、タネ(種-胤)、カラ(殼-体)、ネ(根-根)といった、人と稲(穀草)との同一音による一体化した捉え方は、原始部族に時々認められているトーテミズムの発想に通じる現象であり、列島上でのそれらの言葉の原初的な発祥を窺わせるものである。田も、本来は水田稲作開始以前から、草木等を払った一定の広がりを持つ畑作地をいったものだと見られる「豆田、栗田、稗田」といった古語は、本来の田のあり様に沿って言われたものだろう。(31p)
    ・イモはウマシに通じる。口いっぱいにイモを含んで、思わず出る言葉が、ウマウマである。ドングリなどではなく、縄文時代の主食だったという説もある。豊国の地名由来が、芋の繁栄だったのは「食ひて活くべき」状況の保証だと認識されていたためである。
    ・クニやムラ・サト等、居住する土地の命名を、どんな意味を担う音にするか、さらに文字を知ってからはどんな字を当てるか、といったことへの古代人の思い入れや拘りは、後世よりもはるかに強かったようである。(粟国、小豆島、吉備、揖保(稲粒)、稲見国)

    0
    2019年02月27日
  • 塵袋1

    Posted by ブクログ

    大学の教科書として使用していました。鎌倉時代中期に書かれた類書です。現代で言うと百科事典のようなものでしょうか。室町時代に高野山の学僧が書き写したものが唯一伝わっているという珍しい作品です。民俗学の権威 柳田國男氏も参照していたという話です。

    0
    2018年01月01日
  • 地名の原景

    Posted by ブクログ

    古代ことは、やはりわからないことが多すぎる。
    研究者も、わずかな資料をもとに推定する。
    ときに、かなり大胆な想定まですることがある。
    そうした古代を論ずる面白さと、難しさが本書により改めて感じられる。

    川(かは)は、古代の発音では「かぱ」。
    あの川の精霊河童に通ずる。
    たしかに!

    原は「パラっと広がったところ」。
    言葉としても「山」や「海」などと結び付けて扱うのではなく、独立して使われる傾向がある。
    国の生産性を担う場所でもあり、人体の中でパラっと広がる平坦な場所に通じる。
    こういう話、とても面白いが、どこまで信頼できるのか素人の自分にはわからない。

    地名が政治的な判断で書き換えられることの問題は、地理方面の人も批判していたのを読んだことがある。
    平成の大合併のあたりのころだった。
    本書では、8世紀ごろからの好字への改名のことが話題になる。

    滋賀県の「が」って何か?
    たしかにわからない。
    これは「ありか」「すみか」の「か」。
    つまり、場所、在り所を表すものだとのこと。
    好字として「賀」があてられたことで、意味がわからなくなってしまったものだとか。
    今も昔も、政治上の効率により、こういうことが起こってしまうのだな、と思った。

    多種類であることを示す「いろいろ・くさぐさ・とりどり・さまざま」。
    「いろ」は古代語では「魚」。
    魚のうろこの色がさまざまであることから「いろいろ」という用法ができたのでは、と著者は推測する。
    「くさぐさ」は同様に「草」から。
    「とりどり」も「鳥々」。
    さまざまについては言及はない。
    魚の呼称には「な」というものもあり、「難波」も「な・には」、魚の多いところという意味だったのではという。
    本当かなあ、とも思うけれど、ちょっとおもしろい。

    なお、論の進め方は、割と自由な感じ。
    大御所の本らしい構成と言ったらいいのか。
    テーマから話が少し離れた議論が入ってきたりする。
    結論が知りたくてしょうがない気分の人には向かないかもしれない。

    0
    2024年05月12日
  • 地名の原景

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  日本列島の源景語
    第2章  国名以前の地名と国名の生いたち
    第3章  先史を秘めた奇妙な当て字地名

    <内容>
    古代の国語の研究者による、地名の由来を解いた本。ベテランらしく、おっとりとでも確実な説得力を持つ論説。研究に裏打ちされているので、納得感も高い。学生時代まで、地名を研究したいと思っていただけに、既視感もあり、また研究してみようかと思った。

    0
    2023年10月23日

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