西岡常一の作品一覧
「西岡常一」の「木に学べ 法隆寺・薬師寺の美(小学館文庫)」「法隆寺を支えた木 [改版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「西岡常一」の「木に学べ 法隆寺・薬師寺の美(小学館文庫)」「法隆寺を支えた木 [改版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
口語(話し言葉)で書かれています。宮大工ではなかったが、木に携わる手仕事を代々やっているので、書かれてある事がしっくりきます。
「木は生き物」は本当にその通り。
今は機械化が進んで、機械で補う部分も多いが、それに対して真っ向否定の姿勢でないのが好感を持って読める。時代だから仕方ない、と。
ただ、職人としての誇りは物凄く持っているのが伝わる。
0.01ミリの違いを見抜ける人は、本当に少なくなっているそうな。
見て覚えろ、感じで考えて学べ(能動的、主体的)、教えたのも(他者)は覚えないから、と。
そして、間違っていても「間違ってる」と教えない。全部自分で気付け、と。凄い世界だ。
法隆寺に関して、た
Posted by ブクログ
物事を突き詰めた職人は、自分のエリアだけではなく、世界の見え方が他の人とは違う別の視点・視座を持っているというなんだろう。
宮大工として、木のこと、建築のことについて、一般の人が思いもよらない奥深い世界の目線を持っていることは、それはそうだろう。
西岡氏がすごいのは、仏教のこと(これは宮大工で寺社を設計・建築しているのだから、エリアの範疇化もしれないが)、経済のことなどにも宮大工の立場から批判的に語る。この本が出版されたのはバブル経済真っ盛り。西岡氏は「もうちょっと適正な利潤を追求するように改めないけませんな。飽くなき利潤追求ということは、みんな押し倒してしまうということやからね。」と、警鐘。