作品一覧

  • 法隆寺を支えた木 [改版]
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    1978年の初版から40年にわたり90回を超える増刷を重ねたロングセラーを読みやすく改版! 貧窮にめげず一子相伝の「宮大工」を生きた西岡氏と、軍隊帰りの厳しい姿勢で農学を究めた小原氏がタッグを組み、世界遺産・法隆寺の奇蹟を解き明かした力作。近年英訳され、欧米の研究機関でも読まれるようになった。ヒノキが生んだ「世界最古の建築物」の謎を易しく解説する、不朽の名著!
  • 木に学べ 法隆寺・薬師寺の美(小学館文庫)
    4.4
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 法隆寺金堂の大修理、法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔などの復元を果たした最後の宮大工棟梁・西岡常一氏が語り下ろした、1988年発刊のベストセラーを電子化。宮大工の祖父に師事し、木の心を知り、木と共に生き、宮大工としての技術と心構え、堂塔にまつわるエピソード、そして再建に懸ける凄まじいまでの執念を飄々とした口調で語り尽くす。一つ一つの言葉には、現代人が忘れかけた日本文化の深奥がひしひしと伝わってくる。

ユーザーレビュー

  • 木に学べ 法隆寺・薬師寺の美(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    超一流の職人魂。
    西岡常一氏の精神や姿勢の部分において非常に感銘を受けた。
    俗に言う、手元に置いておきたい1冊。

    0
    2025年11月27日
  • 木に学べ 法隆寺・薬師寺の美(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    宮大工棟梁という一つを極めた人の本。
    法隆寺へこの本を持って見に行きたくなる。
    資本主義への警笛を鳴らすようなことが多く書かれている。少子高齢化が進んで形骸化している、利潤追求を求めて作られたアテのない建物のツケが現代に回ってきている気がする。

    0
    2025年06月10日
  • 木に学べ 法隆寺・薬師寺の美(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    口語(話し言葉)で書かれています。宮大工ではなかったが、木に携わる手仕事を代々やっているので、書かれてある事がしっくりきます。
    「木は生き物」は本当にその通り。
    今は機械化が進んで、機械で補う部分も多いが、それに対して真っ向否定の姿勢でないのが好感を持って読める。時代だから仕方ない、と。
    ただ、職人としての誇りは物凄く持っているのが伝わる。
    0.01ミリの違いを見抜ける人は、本当に少なくなっているそうな。
    見て覚えろ、感じで考えて学べ(能動的、主体的)、教えたのも(他者)は覚えないから、と。
    そして、間違っていても「間違ってる」と教えない。全部自分で気付け、と。凄い世界だ。
    法隆寺に関して、た

    0
    2025年03月18日
  • 木に学べ 法隆寺・薬師寺の美(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    飛鳥時代の木造建築が1400年たった現代でも生き残ってることが何より驚愕で、当時の建築技術が相当にハイレベルだったことが伺える。道具も現代のように便利な物がなかった時代、あんなに複雑な建物を建てていた職人さんがいたのだと思うと畏敬の念を抱く。

    0
    2024年05月15日
  • 木に学べ 法隆寺・薬師寺の美(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    物事を突き詰めた職人は、自分のエリアだけではなく、世界の見え方が他の人とは違う別の視点・視座を持っているというなんだろう。
    宮大工として、木のこと、建築のことについて、一般の人が思いもよらない奥深い世界の目線を持っていることは、それはそうだろう。
    西岡氏がすごいのは、仏教のこと(これは宮大工で寺社を設計・建築しているのだから、エリアの範疇化もしれないが)、経済のことなどにも宮大工の立場から批判的に語る。この本が出版されたのはバブル経済真っ盛り。西岡氏は「もうちょっと適正な利潤を追求するように改めないけませんな。飽くなき利潤追求ということは、みんな押し倒してしまうということやからね。」と、警鐘。

    0
    2024年02月21日

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